聖書の訳
そのとき、イエスは、弟子たちに言われた。不正にまみれた富で友達を作りなさい。そうしておけば、金がなくなったとき、あなたがたは永遠の住まいに迎え入れてもらえる。(新共同訳聖書)
5日の福音朗読箇所(ルカ16;9)です。この意味がわかりますか?これは日本聖書協会発行の『新共同訳聖書』からの引用です。私はこの訳だとイエスの言っているたとえの意味が理解できません。しかしフランシスコ会訳の聖書を読むと、その意味が分かります。
わたしはあなた方に言っておく。不正なマンモン(富)を利用して、友人をつくりなさい。そうすれば、それが役立たなくなったとき、あなたがたを永遠の住み家に迎え入れてくれるだろう。(フランシスコ会訳聖書)
私はいつも言っていますが、聖書は選ばなければなりません。どれも同じではないのです。このように訳が違えば意味も違ってきます。ごミサでは共同訳を使っていますが、私は家ではフランシスコ会かバルバロ神父の聖書を読んでいます。
ごミサの聖書朗読にはフランシスコ会の聖書を使うべきだと思いますが、なかなかそう簡単にはいかないようです。様々な人達の色々な思惑があるようで・・・。私ならすぐにでもフランシスコ会の聖書に変えるのですが。
聞いたところによるとプロテスタントの教会ではこの「新共同訳」は使わずに、今まで自分たちが使っていた聖書を使い続けている所が多いそうですよ。