今日は悲しみの聖母マリアの記念日です。世界中に蔓延する暴力・憎しみ・怒り、キリストの受難もそうでした。その受難を目の当りにした聖母マリア様の悲しみ・・・そして今もマリア様はこの現実を見て悲しんでおられるでしょう。それだけではありません。教会内での分裂には特に心を痛めていると思います。
正教会とカトリック教会。その教えと典礼を変えることのない正教会。一方徐々にプロテスタント化しているカトリック教会。ご聖体を単なるシンボルと思っている信者、ゆるしの秘跡を必要としない信者、聖書を勝手に解釈する信者、そういう信者の間違いを諭すことをせずにほっておくカトリック教会。またトリエントミサをあげる司祭やそれに与る信徒をまるで間違っているかのように批判し、良い伝統を重んじる信徒に疎外感を与えているカトリック教会。このままでいくと、教会を離れごミサに与らなくなる信徒や、動画で言われているようにピオ十聖会のごミサに与る信徒が増えるかもしれませんね。
YouTube: 教皇レオ14世はラテン語ミサを復活させるか? 3つの大胆な結果
昨日はレオ14世教皇様の誕生日でした。教皇様のために祈ります。教皇様が聖霊の恵みによってカトリックの教えに反する教会内の過ちを正し、私たちをキリストの真理の道へ導いてくださいますように。アーメン。
今日は十字架称賛の祝日です。イエズス様は多くの人々の罪のあがないのために、ご自身をいけにえとしてささげられました。ですから今日私たちはイエズス様の十字架を思い起こしてそれを礼拝します。
聖人たちも皆そうしてきました。毎日十字架を礼拝し祈りました。それは昔も今も変わりません。先週列聖された二人の聖人も同じです。
7日に列聖された聖人の一人聖カルロ・アクティスについてのお話しです。私たちが聖人についてもっている固定観念について、あるいは聖人になるということについての勘違いなどを小寺神父様がわかりやすく話されています。
9月8日には聖母マリアさまの誕生をお祝した方も多いと思います。そして今日9月12日は聖母マリアさまの御名を記念する日です。聖母マリア様の生涯を思い起こしてみるのもよいでしょう。いつどんな時にも私たちはマリア様の名前を呼びます。「アヴェ マリア」と呼びかけます。そしてマリア様は必ず答えてくださいます。
カトリック六甲教会音楽チームの方々の聖母聖歌です。こんなに歌の上手な方たちがたくさんおられる教会もあるのですね。
YouTube: カトリック典礼聖歌集302番 アヴェマリア
YouTube: カトリック聖歌集627番 Ave Maria (アヴェ・マリア)
マリアの洗礼名を持つ皆さん、おめでとうございます
YouTube: Holy Mass with Canonization and Angelus, September 7 2025, Pope Leo XIV
二人の青年ピエール・ジョルジォ・フラッサーティとカルロ・アクティスの列聖式がローマ時間7日日曜日10時から聖ペトロ広場でレオ教皇様によって執り行われました。列聖式を観ているとカトリック教会内にはびこる不穏な空気が一掃されて、教会を希望の明るい光が輝き包み込んでいるように見えます。
若い二人の聖人聖フラッサーティと聖アクティス、若者たちのためにお祈りください。そしてお二人に倣う若者の群れが大きく広がりますように。
私たち日本国民は、憲法において戦争をしないことに決めた。憲法の第九条は、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と決めている。どんなことがあっても戦争をしないということである。
我が子よ—。
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これこそ、戦争の惨禍に目覚めたほんとうの日本人の声なのだよ。しかし理屈はなんとでもつき、世論はどちらへでもなびくものである。日本をめぐる国際情勢次第では、日本人の中から、憲法を改めて戦争放棄の条項を削れ、と叫ぶ者が出ないともかぎらない。そしてその叫びが、いかにももっともらしい理屈をつけて、世論を日本再武装に引きつけるかもしれない。
そのときこそ、・・・誠一よ、カヤノよ、たとい最後の二人となっても、どんなののしりや暴力を受けても、きっぱりと「戦争絶対反対」を叫び続け、叫び通しておくれ!たとい卑怯者とさげすまれ、裏切り者とたたかれても、「戦争絶対反対」の叫びをまもっておくれ! (永井隆著『いとし子よ』より)
昭和23年10月(1948年)永井博士が長崎の原子爆弾で被爆して3年、二人の幼子誠一さんと茅乃さんへの遺訓として書かれた本です。それは私たちのためでもあります。
永井博士はすでにあの時に今の時代を予見していたのですね。皆さん終戦記念日になると口では戦争反対と言いますが、一方では憲法第九条は変えた方が良いと言ったり、軍事費はもっと増やした方が安心すると言っています。もしこの憲法第九条がなかったら、あの朝鮮戦争やヴェトナム戦争の時に日本はどうなっていたでしょう。
「戦争反対」と口で言うのは簡単です。「戦争絶対反対」と行動で示さなければなりません。信仰を宣言するのと同じように、それには行いが伴わなければ意味はありません。
今日9月2日は日本が連合国へ降伏文書に調印して正式に戦争が終結した日です。今一度戦争を二度と繰り返さないために、私たちがしなければならないことを考えましょう。
今日は洗礼者聖ヨハネの殉教記念日です。そして6月24日は彼の誕生を祝う祭日でした。そう、普通聖人は天に召された日を記念日として、誕生日を祝うことはありません。誕生日を祝うのはイエズス様と聖母マリア様そして洗礼者聖ヨハネの3人だけです。つまり一人の聖人に誕生日と亡くなった日の2回の記念日があるのは洗礼者聖ヨハネだけです。
ザカリアによって「幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。主に先立って行き、その道を整える」と言われたように、彼には特別な使命がありました。
私たちも洗礼者聖ヨハネのように洗礼を望む人たちのために、道をまっすぐに整えてあげなければいけませんね。私たちの欲や嫉妬や憎しみなどの醜い心で、でこぼこの道をよりでこぼこにしないように。
YouTube: June 24: Birthday of Saint John the Baptist - The Last Prophet Before Christ
この聖人親子に願い祈る母親や父親はとても多いと思います。親の願いや祈りもむなしく、天主を信じなかったり、キリストの教えに反する生き方をしたり、ミサに与らない生活を続ける子どもたち。そんな子どもを持つ親たちは毎日聖アウグスチヌスと聖モニカに「私たちのために祈ってください」と取り次ぎを願い祈っていることでしょう。
聖モニカに倣い、希望の光が見えない時もあきらめずに祈り続けましょう。子どもたちは聖アウグスチヌスの生涯を見て学び、その生き方に倣いましょう。遅すぎることはありません。
YouTube: Monica of Hippo: The Faithful Mother Whose Tears Led a Future Saint Back to God
YouTube: Saint Augustine: From Sinner to Saint – A Story of Radical Conversion
YouTube: Himari × クライスラー『ラ・ヒターナLa Gitana』|演奏後感動のインタビュー明かされた“最大の夢”とは⁉️
「Mini Violini 2023」より
今注目されている若いヴァイオリニスト妃鞠(ヒマリ)さんです。上の動画は2年前の妃鞠さん(11歳)の演奏ですが、13歳になった今年はベルリンフィルと共演しました。まだまだ若い妃鞠さん、これからも目が離せない期待のアーティストです。
歴代教皇様方の中でも特に素晴らしい教皇様の一人、聖ピオ10世教皇様の記念日です。
迷える羊の多い今の時代にこそ、聖ピオ10世教皇様のような方が必要です。崖っぷちにいる羊たちを呼び戻す羊飼いの力強く大きな声を待ち望んでいます。
聖ピオ10世教皇様がどのような教皇であったのか、この動画を見ればわかるでしょう。(ご本人の容姿は似ていないけれど)
YouTube: Saint PIUS X: The Pope Who Changed the Eucharist Forever
シドニー・ポラック監督の映画「追憶」(1974年)を観たことがありますか?古い作品なので観たことがない人の方が多いでしょう。でも機会があれば一度観てみてください。この作品を想い出す時は必ずあの主題歌も頭に浮かびます。バーブラ・ストライサンドのあの歌声・・・美しく切ない主題歌
YouTube: 追憶 [日本語訳付き] バーブラ・ストライサンド
やはり本当に歌の上手い人はそう沢山はいません。バーブラストライサンドとセリーヌ・ディオン⇩
YouTube: Barbra Streisand, Céline Dion - Tell Him (Official Remastered HD Video)
約50年前シドニー・ポラック監督と
8月15日は聖母の被昇天でしたが、聖タルチシオ(San Tarcisio)の記念日でもありました。聖タルチシオは日本ではあまり知られていませんが、菊池枢機卿様の霊名がタルチシオですね。
侍者をする子どもたちの保護者となる聖タルチシオはキリスト教徒への迫害がひどかったローマ帝国時代に、司祭から託されたご聖体を信者のもとへ運ぶ役目をおっていました。しかしある日それが見つかってしまい、彼は石で打ち殺されましたが、最後までご聖体をしっかりと胸に抱いて守り続けました。ですから彼は「聖体の殉教者」とも呼ばれています。
彼についての動画があります。⇩
YouTube: Saint Tarcisius: The Boy Who Died Protecting the Eucharist
私の小教区の保護聖人聖コルベ神父様の祝日です。でも小教区の皆さんはそれほど意識せず、関心は薄いようです。きっとヨーロッパの教会ならお祝いは盛大でしょう。自分の教会の保護者ですからせめていつもの主日のミサ位は参加者がいると思ったのですが・・・
明日は聖母の被昇天の祭日なので、どうしてもそちらの方に重点を置いてしまうのは仕方のないことですが、それにしても・・・。別々に祝うというよりも、2日間続けてのお祝いと意識したら良いのかもしれません。コルベ神父様はこよなく聖母マリア様を愛しておられましたから、一緒にお祝いすることは神父様にとっても喜びだと思います。
今年の聖母の被昇天のごミサは久しぶりにカトリックK教会で与ろうと思っていたのですが、先週の大雨で国道の通行止めの所があります。もし開通していなければ午後にカテドラルでの「キリスト教伝来記念祭」 があるのでそちらへ。両方のごミサに与ることができれば一番良いのですが。カテドラルではごミサの前にゆるしの秘跡もあるのでとても助かります。主に感謝
できれば私も観に行きたいと思います。
https://www.youtube.com/shorts/fZEuXcKS8fM
⇧ 原子野で聖フランシスコ・ザビエルの聖腕を迎えてのごミサ
長崎の約12000人のカトリック信者のうち原子爆弾で約8500人が亡くなったと言われています。
長崎原爆投下80周年にあたる今日、長崎浦上天主堂の「希望のカテリの鐘」が長崎の空に響きわたります。平和への願いが込められた鐘の音です。
YouTube: 原爆で大破 浦上天主堂の鐘が復活 米カトリック信徒らが贈る「希望のカテリの鐘」一般公開
NO MORE NAGASAKI !
先日ラジオで聞いた、当時11歳だった沖縄戦で捕虜となり生き延びた金城さんの言葉が印象的でした。「(今は)戦前のにおいがします」。そして今の若者に伝えたいことは「戦争に参加しない。戦争をおこさない、それには右・左はない」
「原子爆弾は恐ろしいから、戦争をするな!」と、私たちは初めのころ叫んできた。しかし、近ごろの私は、原子爆弾そのものよりも、原子爆弾を使おうとたくらむ人の心が恐ろしくなった。
科学は政治を支配したが、科学者は政治家に支配されている。ここに、現代および将来の不安がある。
永遠の平和は、科学者が政治家の支配から独立し、科学を戦争手段から取り返し、それを人類の幸福や文化を高めるといった未来の目的のためにだけ用いる、勇気と実力にかかっている・・・と、私は思う。 (『如己堂随筆』永井隆 著 より)
私は長崎で被爆された永井隆博士こそ聖人だと思っています。永井博士について知らない若いカトリック信者が増えています。ましてや他国の信者はなおさらのこと。永井博士がカトリック教会で聖人と証されれば、永井博士の信仰や行いについて今あらためて世界中の人たちが知るようになるだけでなく、長崎原爆についてももっと詳しく知るようになるでしょう。先ずは永井隆博士を尊者・福者に願いましょう。
YouTube: "Peace!" From Nagasaki to the World: The Story of Takashi Nagai
広島原爆投下から80年。毎年この日、多くの人たちは平和を望み祈ります。
核兵器の恐ろしさは日本が一番よく知っています。でも核兵器は無くなりません。それどころか今も核兵器が欲しいという国さえあります。核兵器があれば自国は平和になると思っているようです。何という愚かな考えでしょう。
核兵器廃絶を訴える国際NGO、ICANというものがあります。でも日本は参加していません。何故なのか?AIが答えてくれています。
「日本が核兵器禁止条約を批准しない主な理由は、安全保障上の懸念と、アメリカの「核の傘」に依存する政策にあります。核兵器禁止条約は核兵器の保有、使用、威嚇を全面的に禁止していますが、日本は米国の核抑止力に依存しており、条約に参加すると、この抑止力が損なわれる可能性があると考えています。また、条約には核兵器保有国は参加しておらず、現実的な核軍縮にはつながらないという懸念も示しています」。
「あっそうですか」としか言葉がありません。 願わくばこれ以上核兵器が増えることなく、使われることのないように:
No More Hiroshima!