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2021年8月10日 (火)

伝統ミサ


YouTube: The Beauty of Tradition and the Latin Mass

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 聖コルベ神父様がお母様に宛てて書かれた手紙の本『母への手紙』を読んでいます。当時の神学校や宣教の様子がよく分かります。その中でこういう一文がありました。

1914年7月1日 ローマ

『学年の終わりに、ピオ十世教皇は、グレゴリアン大学の学生たちに、ご好意にあふれた書簡を寄せられました。・・・・・もっと重要なこともあります。パパ様は、これから学士号を得ようとする神学生は、モデルニズムを拒否する宣誓をするようにとの、新しい規定を示されたのです。ですから、僕も試験が終わった日、みんなと一緒に、聖イグナチオ教会で、この宣誓をしました。これまでは博士号についてだけ、この宣誓が要求されていたのですが、これからは、すべての学位について要求されることになったわけです。

 一昨日、教皇様の謁見に行きました。1万人くらいはいたでしょうか。・・・・・バルコニーにお立ちになった教皇様は、祝福を与え、拍手の中を退出なさいました。・・・』

 *「モデルニズム」は「近代主義」で、哲学・神学・社会の分野で、啓示、信仰、教義の根本的概念を主観的、内在的に解釈しようとする思想。

 教皇ピオ十世によって排斥されたはずですが、今も教会内でこの思想をよく耳にすることがあるような気が・・・私の空耳?

 当時の教皇様の謁見の様子は今と変わりませんね。当たり前のことですが、聖コルベ神父様も伝統ミサを立てておられたでしょう。美しいごミサをheart04