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2019年5月 1日 (水)

労働者聖ヨセフ

 労働者聖ヨセフの祝日は私にとって特別な日です。去年のこの日ローマで助祭叙階式がありました。神学生から助祭となり今は司祭として勉強を続けています。聖ビアンネや聖ホセマリアに倣ってよい司祭に成長することをお祈りしています。

 ところで聖ヨセフについて聖書にはあまり書かれていません。そこで特に労働者としての聖ヨセフについて書かれている『社会人ヨセフ』を読み返しました。天主からキリストの養父に選ばれただけのことはあります。正しくて強く、それでいて柔和で優しい、まさに家族の柱です。

 聖ヨセフは労働=仕事を善と考えて、仕事を尊んでいました。そして大工という仕事を持ち、その仕事を心から愛する人でした。大工だけではなく、家具も作ったり修理したりしたでしょう。また、困難の時、嘆きうろたえる弱々しく頼りない人ではなく、しっかりとして堂々とした人でした。「自分にはできることとできないことがある」と心得ていたので全力を出した後は、その結果に満足する人でした。(『社会人ヨセフ』より)

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 『聖ヨセフへの祈り』でも『聖ヨセフの九日間の祈り』でも『聖ヨセフの連祷』でも良いでしょう。聖ヨセフを忘れずに、もっともっと聖ヨセフに取り次ぎを祈りましょう。