祭壇の花について
先日祭壇のお花について話し合っていた時に、ある方が「祭壇(教会?)の花には枝物は使わない方が良い。木は十字架を連想させるから。」と聞いたことがあると話されました。私は???『十字架を連想させるのなら逆にとても良いことでは?』と思ったのですが、先ずは「枝物は使わない方が良い」ということが事実か確かめてからと思い、帰宅後に調べてみました。
結果『ローマ・ミサ典礼書の総則』、『花と典礼』、『典礼奉仕への招き』『香部屋係のハンドブック』いずれにもそのような記述はありませんでした。
いい加減なことを教えられた彼女が気の毒です。十字架は新しい命の印、永遠の命へと導く希望の証です。ですから聖堂には十字架にかけられたキリストがおられるのです。彼女にあのようなことを教えた人はきっと十字架を死刑の道具にしか見えていないのかもしれませんね。
『花と典礼』より枝物を使った生け花です。
桃の枝を使って⇧
レバノン杉の枝を使って⇧