カトリック Feed

2025年7月 6日 (日)

From Mother to Woman

 イエズスも弟子たちもその婚礼に招かれていた。ぶどう酒がなくなりかけたので、母はイエズスに、「ぶどう酒がありません」と言った。すると、イエズスは母にお答えになった。「婦人よ、このことについて、わたしとあなたとは考えが違います。わたしの時はまだ来ていません」。(ヨハネ2:3~4)

 この箇所での説教で「私の時」についての説明はよくありますが、「お母さん」ではなく「婦人よ」と呼びかけている違和感については、わかりやすい説明を聞いたことがありませんでした。そしてフルトン・シーン司教様の話しを聞いてやっと納得しました。聖書を読む時にはただ読むだけでなく、正しい理解に導いてくれる人が必要だとつくづく思いました。ではその司教様のお話はこちらから⇩

https://www.youtube.com/shorts/TL1opj-ISPM

2025年7月 2日 (水)

荘厳ミサ

 

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 久しぶりに教皇様のごミサのDVDを観ました。1985年6月29日聖ペトロ聖パウロ使徒の祭日にヴァチカンの聖ペトロ大聖堂でヨハネパウロ2世により挙行された荘厳ミサです。

 モーツアルトの戴冠式ミサがカラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン学友協会合唱団、そして4人のソリストによって、荘厳ミサの式次第に沿って見事に演奏されました。

 荘厳ミサをヨハネパウロ2世教皇様はラテン語であげられ、信徒の皆さんはご聖体は舌で受けていましたね。わずか40年前のことです。当たり前だったことが、今はそのことを批判する人達さえ現れる世の中になりました。嘆かわしいことです。weep


YouTube: ライヴ録音 1985 モーツァルト 戴冠式ミサ WPO&カラヤン

  

2025年7月 1日 (火)

ご聖体について

 やはり小寺神父様のお話は分かりやすく、学びになります。たしかにすべての信者が信仰の神秘であるご聖体を受け入れているのかというと疑問がありますね。特に洗礼の準備の勉強を始めようと思っている方は是非見てみてください。


YouTube: 信仰の神秘「ご聖体」(2023年6月9日)

 酒井司教様を始めオプス・デイの聖職者の方々の典礼のお話は正確で、教会の教えから全く外れることなく、安心して学べます。やはり神学校での教えがしっかりしているからでしょう。

 今日は聖ペトロ岐部司祭と187殉教者の記念日です。

2025年6月29日 (日)

ヨブ記の教え

 今日は聖ペトロ聖パウロ使徒の祭日です。私たちは災害や苦しみに合うと、主の愛を疑ったり簡単に主への信頼を失ったりしてしまうことがあります。そして後からそんな自分の信仰の弱さを嘆きます。

 聖ペトロと聖パウロはもっと強い信仰を持つことを教えてくれます。私たちはまたヨブ記に書かれていることからも学ばなければなりません。

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YouTube: 【聖書を考える】 #23 ヨブ記と善悪の問題 【ガエタノ・コンプリ】

 家族が不慮の事故にあったり、災害で亡くなったり、戦争に巻き込まれたり、自分自身も重い病気にかかった時に、人たちは何故?どうして私がこんなに苦しまなければいけないのか?と嘆き、神を恨んだり神などいないと信仰を失う人もいます。

 ヨブ記ではヨブを通して神は私たちに教えています。コンプリ神父様のお話を参考にして、もう一度ヨブ記をゆっくりと読んでみましょう。心の苦しい錘が少しでも軽くなることを願います。

2025年6月26日 (木)

ご聖体顕示の時

 

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 ご聖体についてもう一つ: 最近ご聖体顕示の間ひざまずかない人が多いですね。ひどい時にはご聖体顕示の間ずっと椅子に腰かけたままです。フランシスコ教皇様のように足が悪い方は初めから、あるいは途中から椅子に座るのは当然のことです。でもそうでない人は・・・自分にとってご聖体とはどのようなものなのか自問しても良いのではないでしょうか?

2025年6月25日 (水)

人生で最も美しいミサ


YouTube: Fathers of Mercy - The Life of Venerable Cardinal Francis-Xavier Nguyễn Văn Thuận #shorts

 ヴェトナムで投獄されて、13年間服役した当時大司教であったフランシスコ・ザビエル・グエン・ヴァン・トゥアン枢機卿様についての話しです。この事実を知って考えました。

 今はキリストが現存するご聖体を信じないで単なるシンボルと見たり、ミサを軽視している人たちが思っている以上に増え続けています。何故でしょう? 

 私が思うには、心の糧のご聖体を肉体の糧の食べものと同じように手で受けるようになり、どちらも同等に(シンボルのように)思う人が増えたからではないでしょうか。心の糧であるご聖体は特別なものだからこそ特別に舌で受けるのです。「これはキリストのからだ」だと意識します。聖トマス・アクィナスもご聖体は司祭以外手で触れてはいけないと言っているではありませんか。

 枢機卿様に倣い私たちももっともっとミサを愛せるように、主に助けを願います。

2025年6月22日 (日)

初聖体の思い出

 

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 今日は4人の子どもたちの初聖体でした。初めてイエズス様をいただいた気持ちはどうだったのでしょうか?

 私の場合は正直その時どんな気持ちだったのかは思い出せません。でもきっととても嬉しかったと思います。なぜなら初聖体までとてもわくわくしていたことは覚えているからです。母から「天にまします・・」や「めでたしせいちょう・・」そして「ねがわくは父と子と・・」の祈りを教えてもらい覚えました。覚えることが楽しかったのです。自分も大人の人と同じように祈れることがとても誇らしくもあり嬉しかった。そして初聖体の時に大人の人と同じようにヴェールを被れた嬉しさは特別でしたね。あの頃は教会学校といえばシスターが先生でした。懐かしいです。

 初聖体のお祝いに赤いガラスのロザリオを買ってもらいました。母に促されて、七田神父様からロザリオを祝福していただいた時のこともはっきりと覚えています。その時に初めて「祝福」を知りました。そしてロザリオの祈り方も母やシスターから教わりました。

 神父様やシスターのお話を聞いて、素直にただ信じていたあの頃の自分を思い出すと、今の自分がちょっと恥ずかしくなります。まさにキリストが言われた「あなたたちは心を入れかえて幼子のようにならなければ、天の国には入れない」(マタイ18;3)とはこのことですね。

2025年6月20日 (金)

木曜日は聖体行列

 19日木曜日はご聖体の祭日。ポーランドのリヘン村でも聖体行列がありました。初聖体の子どもたちも行列しています。


YouTube: Procesja Bożego Ciała w licheńskim sanktuarium

2025年6月19日 (木)

キリストの聖体の祭日(corpus domini )

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 今日19日木曜日はキリストの聖体の祭日です。

2025年6月16日 (月)

三位一体の主日(Dominica Trinitatis)

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 昨日は三位一体の主日でした。

 「父と子と聖霊のみ名によりて、アーメン」私たちは一日のうちに何度もこう唱えながら十字架のしるしをします。そう、正に三位一体のしるしです。私たちは三位一体を難しく考えなくても、理解しきれなくても、そのまま信じて朝目覚めた時から夜床に就くまでの間、いつでも何度でも初めにこの十字架のしるしをして祈ればよいと思います。信じること、祈ること!

2025年6月 9日 (月)

 私たちに働き続ける聖霊

 昨日は聖霊降臨でした。小寺神父様や酒井司教様も言っておられるように、聖霊はいつも私たちの心の中におられ、働き続けています。

「〇〇なら聖霊は来ないよ」とか「〇〇だから聖霊を呼びましょう」等、人間の意志によって聖霊を操る(?)ようなことを耳にすると、とても残念な気持ちになります。聖霊を呼び寄せる集まりなどを見ると『それはちょっと違うよな~』と違和感を覚えます。


YouTube: 聖霊が降れば外国の言葉を話せるか

2025年6月 8日 (日)

聖霊降臨(Pentecostes)

 

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 キリストは復活されてから40日目に天へ昇り、50日目には聖霊の派遣を約束された通り、弟子たちは聖霊に満たされました。

 キリストは以前「弁護者、すなわち、父が私の名によってお遣わしになる聖霊、その方がすべてのことをあなたたちに教え、わたしが言ったことすべて思い出させてくださる」と言われました。そしてキリストが言われた通り、弟子たちは今までのすべてのことの意味を悟りました。さらに聖霊に満たされた弟子たちは聖霊が言わせるままに様々の国のことばで話し始め、様々な国へ力強く宣教を始めました。

 今も聖霊は私たちに働き続けています。いつも聖霊の働きに気づき、主が望まれることを行い、愛することができますように。アーメン。

 小寺神父様のお話を聞こうと思うことも聖霊の働きですね。


YouTube: 聖霊降臨~神の子の自由~(202年6月6日)

2025年6月 6日 (金)

午後3時の祈り


YouTube: The 3 O’Clock Prayer: The Most Powerful Moment of Your Day

 毎日午後3時に祈りましょう。

2025年6月 3日 (火)

浦上天主堂の鐘


YouTube: 浦上教会に寄贈された鐘に関する記者会見  カトリック長崎大司教区 (2025年5月15日)


 先月、アメリカのカトリック信者から浦上教会に寄贈された鐘についての記者会見が開かれました。この会見を聞いて、寄贈されるまでに様々な出来事や思いがあったことを知りました。

 7月17日の鐘の祝福式が楽しみですね。そして8月9日公式に祈りの鐘の音が鳴り響く予定です。

2025年5月29日 (木)

主の昇天

 

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 今日は主が復活されてから40日目、主が昇天された日です。第二ヴァチカン公会議までは木曜日に祝われていました。しかし、その後主の昇天の祝日は復活節第七主日に移されました。その理由は仕事や学校のある人たちは週日に集まるのが困難だからです。

 主が復活された後に弟子たちは様々な経験をします。以前主を知らないと答えた使徒ペトロも大きく変わり、その篤い信仰によって最後には十字架上で殉教します。

 主は天に昇られましたが、主はご聖体の中で私たちと共におられます。昇天される前のように主はあらゆる場所に現存されています。

 主が昇天される前に弟子たちに言われました。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」これは弟子たちだけではなく私たち信徒にも言われている使徒的使命だと思います。天に昇られた主は、天で私たちを待っておられます。主のもとに行くために使徒的使命を果たせるように聖霊の恵みを願いましょう。

2025年5月28日 (水)

聖母の月も終わり

 今月は助祭叙階式の喜びがあり、また悲しい別れの葬儀もありました。私にとってもいろいろなことがあった5月でした。

 来月はご聖心の月、初聖体を受けられる子どもたちがいます。嬉しいですね。

2025年5月14日 (水)

Pope Leo XVI's chanted the Regina Coeli in latin


YouTube: Pope Leo XIV Sings Regina Coeli Prayer - Full Video

 教皇レオ14世のラテン語での祈りレジナ・コエリ(Regina Coeli) と祝福heart04

 教皇様は*サンタ・マルタ館ではなく教皇公邸に住まわれるようです。 人たちの尊敬を込めた指輪へのキスも拒まないようですし、レジナ・コエリの祈りもheart なんだか普通に戻って心が自然と落ち着きます。(*まだ未定でした。サンタ・マルタ館かもしれません)

2025年5月13日 (火)

ファティマの聖母記念日

 

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 ポルトガルのファティマで3人の牧童にご出現された聖母はロザリオの祈りの各連の終わりにこの祈りを付け加えるように言われました。

 5月は聖母の月です。いつもよりロザリオを祈る機会が多いでしょう。ロザリオを祈る時には是非このファティマの祈りを加えましょう。煉獄にいる人たちのためにもマリア様のとりなしを願って祈りましょう。

2025年5月11日 (日)

教会は一つ

 教会の会計を手伝い始めてから、よく耳にするのが「この項目に入れると〇%は教区本部に納めなければならないので、100%小教区に入る項目に入れましょう」という話です。

 最初は私も『そうなのか、だったらそれが良い』と思いました。でもいつものように落ち着いてゆっくりと考えてみると、やはりそれは間違っていると思いました。

 フランシスコ教皇様も言っておられました。「教会は一つです。なぜなら、教会は一致と完全な交わりの神秘である三位一体の神をその源としているからです」。

 A小教区、B小教区、鹿児島教区、長崎教区、それぞれの教会があるのではなくて、世界中の教会は一つのキリストの教会です。「教会」はただの建物ではなく信者すべての共同体のことです。ですからお互いが助け合い支え合うのです。自分の所は損をしないように・・・なんていう考えはキリスト信者として愚かな考えだと気づきました。

 本部では人件費や叙階式、苦しい小教区への補助、司祭黙想会、祭日のための費用などの宗教活動費など、小教区にはない多くの支出があり、それらはすべて私たちのためでもあるのです。そして本部の財源は小教区からの分納金が大きな支えです。ですから私たちキリスト信者は分納金をいやいや出すのではなく、喜んで出すはずです。それは私たち一人一人が維持費や献金を出す時も同じですね。

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2025年5月 9日 (金)

教皇レオ14世のあいさつ

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聖ペトロ大聖堂のロッジアから初めて挨拶をされた教皇レオ14世。その挨拶をFr.Zのブログの投稿から載せました。

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教皇レオ14世:ローマと世界への挨拶

平和があなた方と共にありますように!愛する兄弟姉妹の皆さん、これは復活したキリスト、神の羊の群れのために命を捧げた善き羊飼いの最初の挨拶でした。私もまた、この平和の挨拶があなた方の心に届き、あなた方の家族、そしてどこにいてもすべての人々に、そしてすべての民族、そして全世界に届くことを願います。平和があなた方と共にありますように。

これこそが復活したキリストの平和、武装を解除し、謙虚で、そして守り続ける平和です。それは神から来ます。神は私たち皆を、いかなる制限も条件もなく愛しておられます。ローマを祝福したフランシスコ教皇の、弱々しくも常に勇敢な声を、この復活祭の朝にローマと世界を祝福した教皇の、心に留めておきましょう。

同じ祝福を続けさせてください。神は私たち全員を愛しておられます。悪は勝利しません。私たちは皆、神の御手の中にあります。恐れることなく、神と、そして私たち自身と手を携えて、私たちは共に前進します。私たちはキリストの弟子です。キリストは私たちの前に進み、世界はキリストの光を必要としています。人類は神とその愛に至るための架け橋として、キリストを必要としています。対話と出会いを通して、私たちが常に平和のうちに一つの民となれるよう、皆様のご支援をお願いいたします。

フランシスコ教皇に感謝します!

私をペトロの後継者に選び、皆さんと共に平和と正義を求め、女性として、男性として共に働き、恐れることなくイエス・キリストに忠実であり、キリストを宣べ伝え、福音に忠実な宣教師となるために、統一された教会として皆さんと共に歩むよう選んでくださった枢機卿の兄弟たちに感謝します。

私は聖アウグスティヌスの息子、アウグスティノ会の信徒です。彼はこう言いました。「あなたと共に私はキリスト教徒であり、あなたと共に司教である。」 ですから、神が私たちのために用意してくださった故郷へと、私たち皆が共に歩んでいけますように。

ローマ教会へ、特別な挨拶を申し上げます。

私たちは、この広場のように、私たちの慈善、私たちの存在、対話、愛を必要とするすべての人々に対して開かれた、橋を架け、対話し、常にすべての人を両腕で受け入れる宣教教会となる方法を、共に考えなければなりません。

[スペイン語]:

皆様、特にペルーのチクラヨ教区の皆さん、司教に付き従い、司教を援助する忠実で信仰深い人々、皆さんにこんにちは。

[イタリア語に戻る]:

ローマ、イタリア、そして世界中のすべての兄弟姉妹の皆さん、私たちは、特に苦しんでいる人々に対して、常に平和、慈善、親密さを求めながら歩むシノドス教会でありたいと願っています。

今日はポンペイの聖母への嘆願の日です。

聖母マリアは常に私たちと共に歩み、寄り添い、執り成しと愛によって私たちを助けたいと願っておられます。ですから、この使命のために、そしてすべての教会のために、そして世界の平和のために、共に祈りましょう。

私たちは母であるマリアにこの特別な恵みを祈ります。

アヴェ・マリアの祈り…

Pope Leo XIV: Greetings to Rome and to the world

Peace be with you! Dearest brothers and sisters, this was the first greeting of the risen Christ, the good shepherd who gave His life for the flock of God. I, too, would like this greeting of peace to enter your hearts, to reach your families and all people, wherever they are; and all the peoples, and all the earth: Peace be with you.

This is the peace of the Risen Christ, a disarming and humble and preserving peace. It comes from God. God, who loves all of us, without any limits or conditions. Let us keep in our ears the weak but always brave voice of Pope Francis, who blessed Rome – the Pope who blessed Rome and the world that day on the morning of Easter.

Allow me to continue that same blessing. God loves us, all of us, evil will not prevail. We are all in the hands of God. Without fear, united, hand in hand with God and among ourselves, we will go forward. We are disciples of Christ, Christ goes before us, and the world needs His light. Humanity needs Him like a bridge to reach God and His love. You help us to build bridges with dialogue and encounter so we can all be one people always in peace.

Thank you Pope Francis!

Thank you to my Cardinal brothers who chose me to be the Successor of Peter and to walk together with you as a united Church searching all together for peace and justice, working together as women and men, faithful to Jesus Christ without fear, proclaiming Christ, to be missionaries, faithful to the gospel.

I am a son of Saint Augustine, an Augustinian. He said, “With you I am a Christian, for you a bishop.” So may we all walk together towards that homeland that God has prepared for us.

To the Church of Rome, a special greeting:

We have to look together how to be a missionary Church, building bridges, dialogue, always open to receiving with open arms for everyone, like this square, open to all, to all who need our charity, our presence, dialogue, love.

[In Spanish]:

Hello to all and especially to those of my diocese of Chiclayo in Peru, a loyal, faithful people accompanying the bishop and helping the bishop.

[Returning to Italian]:

To all you brothers and sisters of Rome, Italy, of all the world, we want to be a synodal church, walking and always seeking peace, charity, closeness, especially to those who are suffering.

Today is the day of the Supplicatio [Plea] to Our Lady of Pompei.

Our blessed mother Mary always wants to walk with us, be close to us, she always wants to help us with her intercession and her love. So let us pray together for this mission, and for all of the Church, and for peace in the world.

We ask for this special grace from Mary, our Mother.

Hail Mary…