真の平和は人々の心から来ます
オプス・デイのフェルナンド・オカリス属人区長様のクリスマスメッセージです。やはりわかりやすく、心に響くお話しです。正直私は他のクリスマスミサ説教よりもずっと素直に心を開いて聞くことができました。
YouTube: 🎄 Felicitación de Navidad del prelado del Opus Dei (2025)
オプス・デイのフェルナンド・オカリス属人区長様のクリスマスメッセージです。やはりわかりやすく、心に響くお話しです。正直私は他のクリスマスミサ説教よりもずっと素直に心を開いて聞くことができました。
YouTube: 🎄 Felicitación de Navidad del prelado del Opus Dei (2025)
YouTube: イタリアのきのこたけのこ論争? パンドーロvsパネトーネ
イタリアでクリスマスの食べ物といえばパネットーネにパンドーロ。どちらもとても美味しいです。でも日本で買うとちょっと(だいぶ)お高い、特にパンドーロの方は。
年に一回のことなので奮発して、毎年両方共美味しくいただいています。だってどちらかなんて選べませんから ![]()
我が家のパンドーロとパネットーネ
降誕節に入り、今日26日は聖ステファノの殉教祝日、明日27日は聖ヨハネ使徒福音記者祝日、28日は幼子の殉教者祝日(聖家族の祝日)と祝日が続きます。
今日はゆっくりとクリスマスのグレゴリオ聖歌を聴き、聖書の聖ステファノの殉教の場面を読みましょう。
YouTube: Gregorian Chants for Christmas | Sacred Choir & Hymns for the Nativity of Christ
やはりグレゴリオ聖歌は心を静め、傷を癒してくれます。![]()
今朝は4時過ぎに目が覚めてしまいました。目がさえてしまいどうしようかと思っていると、ふとヴァチカンからの夜半のミサがあることに気づきました。日本では時差があるので5時半頃にライブ配信が始まりました。これもイエズス様からのプレゼントかな?
奉献文や主の祈りはラテン語で、信条も「聖霊によっておとめマリアより・・・ 」では教皇様も跪き、そして閉祭の聖歌はいつものように私の大好きなAdeste Fideles でした。本当に心あたたまるごミサでした。
YouTube: Santa Messa della Notte di Natale 24 dicembre 2025 - Papa Leone XIV LIS
日中のミサの後には祝福「Urbi et Orbi」があります。(日本時間の午後8時)この祝福を受けられることは何よりの喜びです。
とても不思議なことですね。救い主は偉大な力を持つ強くたくましい姿で現れたのではなく、小さな弱い赤ちゃんで生まれ、私たちのところに来てくださいました。そう、小さなキリストは私たち皆を笑顔にし、近くによって抱きあげてみたくなるような優しい心にしてくれます。イエズス様、愛の贈り物をありがとうございます。私たちもイエズス様の愛を弱い人、貧しい人、苦しんでいる人、孤独な人たちに贈ります。
ご降誕の美しい動画です。本当のクリスマスを知らない多くの人のために![]()
YouTube: The Story of Jesus’ Birth | The Night the King Was Born | Cinematic Prophetic Worship
私が好きなクリスマスの歌はこれです。⇩
YouTube: 432Hz Gregorian Christmas Chants | Latin Carols | Full Collection
明日の夜はクリスマス・イヴ、グレゴリアン・チャントを聴きながら明日の準備をしています。なぜか今年は特にクリスマスが待ち遠しくて、心がうきうきしてしまいます。多分今年は良いことが沢山あったので、イエズス様への感謝の思いがそうさせるのかもしれません。
私の家族は皆それぞれに離れて住んでいますが、イエズス様のご降誕を心から祝う心はひとつです。主キリストの愛に結ばれている私の家族は幸せです。
一緒に住んでいても心はバラバラな家族に、クリスマスの奇跡が起こりますように!
きっと皆さんもゆるしの秘跡を受けて、イエズス様を迎える準備は大丈夫でしょう。毎年カトリックK教会ではクリスマスにお隣の幼稚園の子どもたちがこの歌を大きな声で元気よく歌ってくれます。クリスマスのことがよくわかりますね。
YouTube: 世界ではじめのクリスマス "Sekai De Hajime No Christmas" (The Very First Christmas) | 歌と演奏:NCM2 CHOIR
YouTube: Cristo Rey | Cantemos al Amor de los Amores | Música Católica
この聖体賛歌「Cantemos al Aor de los Amores」は、1911年にマドリードで開催された国際聖体大会のため作曲され、レスティトゥト・デル・バジェ神父様が作詞されました。スペイン語圏ではずっと愛され続け、教会共同体の祈りに深く根ざしている聖体賛美の聖歌です。
この美しいメロディーにのせて聞こえてくるご聖体への賛美の歌詞はキリストへの崇拝を表わしています。また動画もその気持ちをよく表現しています。本当に美しい聖体賛歌だと思います。
Scarpetta と呼ばれるこのマナー ⇩
https://www.youtube.com/shorts/q5QK5Ff51xg
お皿に残ったソースをパンできれいにとって食べることを「マナー違反、下品」「家でなら良いけれどレストラン(特に高級なレストラン)では絶対にしてはダメ」とか言われる方もおられますが、私はこれはマナー違反とは思っていません。日本では禅僧が朝がゆのお椀の最後を沢庵できれいに拭っていただくシーンをTVで見たことがあります。命をいただいている、食べ物を大切にする、食事も修行という気持ちの表れですね。ですから私も作ってくださった方に感謝を込めていつもソースまできれいにいただくようにしています。
マナーって難しいですよね。国によっても違います。日本ではマナーに縛られる人が多いと思います。たとえ自分がマナー違反と思う人がいても、そこはスルーして上から目線で批判しないようにお願いします。![]()
とはいっても私も結構他人のマナーは気になる方で、よく心の中でもやもやすることがあります。
例えば場所や場面によっても帽子を取らない男性が多いこと。
おまけ:日本ではスプーンを使ってスパゲッティを食べるのが上品とか・・・イタリアではスパゲッティを食べる時にスプーンを使うのは上手に食べられないお子ちゃまのためです。![]()
今朝教会へ行くと神父様はバラ色のカズラ。そう、今日はガウデーテの日曜日、クリスマスがこんなにも近づいていることに気づきました。
改めてクリスマスを迎える心の準備をもっとしっかりとしなければと反省も。
ガウデーテといえばこの聖歌を聴かなければ!![]()
世界中にある聖母出現の話しの中で疑わしい話の方が多いでしょう。その中には司教様が認めたものもあります。
私は歴代の教皇様が認めておられるこのグアダルーペの聖母出現は真実だと思っています。
1531年12月9日から12日にかけてメキシコシティーの北東にあるテペヤクの丘で、聖ファン・ディエゴの前に聖母が数回にわたり出現されました。
教皇レオ13世の1895年の教令「グアダルーペの聖母の戴冠」から125年を迎えた2020年12月12日、フランシスコ教皇様はヴァチカンでごミサを捧げられました。そして「わたしたちの母、マリアの姿を見つめ、神の寛大さと祝福、恵みを思いながら、わたしたちもまた、自分の生活を皆のための一つの贈り物へと変えていこう」と話されました。
今年はもちろんレオ14世教皇様がヴァチカンでごミサを捧げました。(Blessed Virgin Mary of Guadalupe-Holy Mass :12 Venerdì 16:00~)
YouTube: Highlights - 12 December 2025, Our Lady of Guadalupe, Holy Mass - Pope Leo XIV
「グアダルーペ」という名前について:スペインにある「グアダルーペの聖母王立修道院」に由来し、中世スペインで信仰されていた黒い聖母像(福音記者ルカ作とされる)とも関連があります。メキシコの聖母マリアも、この名前を受け継いでいます。
イタリアのパスタソース「カルボナーラ」には厳格なルールがあるそうです。
卵黄・コショウ・ペコリーノチーズ・グラナチーズ・グアンチャーレ。全卵ではなく卵黄だけ、パルメザンチーズではなくペコリーノチーズ、そしてパンチェッタ(ベーコン)ではなくグアンチャーレを使います。
イタリアの農相がベルギーを訪問した時に、欧州会議の売店で売られていたベルギー製のカルボナーラソースに農相は激怒しました。そしてこれを「料理の犯罪」と位置づけました。(; ゚д゚) イタリアではイタリア料理をユネスコ無形文化遺産に登録しようとしている(登録されました)ために特に正当性にこだわっているのかもしれません。
マッテオとエミリアーノの二人だってとってもこだわっていますよ。
YouTube: Finally got their Approved ✅️😉 but...
イタリアの良き伝統と文化を守るために(?)日夜二人は容赦なく「NOT APPROVED」を出しています。たまには「APPROVED」もね ![]()
ロレート(Roreto)はイタリアの東部マルケ州にあり、イタリアの数ある聖母巡礼地の中でも最も重要な巡礼地の一つです。ロレートの「聖母の巡礼聖堂」内にある「サンタ・カーザ」(Papale Basilica Santuario Maggiore della Santa Casa)とロレートの聖母(La Madonna di Loreto)は今も世界中から巡礼者が訪れています。聖フランシスコ・ザビエルも日本へ発つ前にロレートを訪れています。
ナザレにあった聖母マリアと家族が住んでいた家(マリアが受胎告知を受けた家)は聖なる家=サンタ・カーザ(Santa Casa)と呼ばれています。この家はサラセン人(イスラム教徒)の侵攻の前にダルマチア(今のクロアチア)ヘ、その後ロレートへ移されたという奇蹟が伝えられています。
聖ヨハネ23世、聖ヨハネ・パウロ2世、ベネディクト16世、フランシスコ1世ら、多くの教皇様方もサンタ・カーザを訪問され、ロレートの聖母の前で祈られています。
今週は聖母マリア様のお祝いの日が続きます。今日は無原罪の聖母の祭日、明後日はロレートの聖母そして12日はグアダルーペの聖母です。そして明日はグアダルーペの聖母出現を受けた聖ホアン・ディエゴの日です。
無原罪の聖母=無原罪の御宿リ(Immaculata Conceptio Beatae Virginis Mariae)とは、私たちと同じ人間であるマリア様は天主の特別な恵みによって母アンナの胎に宿った時から原罪を免れていたということ、つまり初めから天主と一致しているという特別な恵みが与えられていたということです。ですから亡くなった時もそのまま天に上げられました。(聖母の被昇天)
かつて聖トマスアクィナス、カンタベリーの聖アンセルムス、聖ボナベントゥラなどは無原罪の御宿リの教えを否定しました。結局1845年12月8日教皇ピウス9世の回勅『Ineffabilis Deus』(言い表せない神)によってこの教義は公認されました。
毎年教皇様はスペイン広場の無原罪の聖母のご像の前で、献花と祈りを捧げます。去年、フランシスコ教皇様は無原罪の聖母に、「あなたにお捧げした花はわたしたちの愛と感謝のしるしです。・・・(あなたは)特に小さき人々、貧しい人々の祈りとため息に耳を傾け、その涙をご覧になる方、・・・聖なる御母、ありがとうございます。なぜなら、希望がない今この時、わたしたちの希望であるイエスを再び与えてくださるからです」と祈りと感謝を捧げました。
教皇様のレバノンでのごミサ。 フランス語もできる教皇様
https://www.youtube.com/shorts/6bDH411I2Wc
約50年前初めてレバノン人の神父様に会った時のことを思い出しました。その頃世界のカトリックについて無知な私は中東レバノンにもカトリック信徒がいることをその時知り大恥をかきました。考えてみれば聖書にも出てくるレバノン、何の不思議もありませんよね。
https://www.youtube.com/shorts/ornkbTf8_LY
レバノンの人口約400万人のうちマロン典礼カトリック教会の信徒が約70万人、メルキト・ギリシャカトリック教会信徒が約15万人、そして正教会信徒が約20万人もいるのです。日本よりずっとずっとキリスト教徒が多い国、それがレバノンです。人々が熱狂的にパパ様を迎えているのを見て納得です。
11月21日(金)聖母マリア奉献の祝日にフィラデルフィアの聖ペトロ・パウロ大聖堂において、典礼省名誉長官ロバート・サラ枢機卿様によって伝統的なラテン典礼による晩祷が執り行われました。
日本に住んでいる私たちはこのような典礼に与ることはもとより目にすることもほとんどないでしょう。
Ave Maris Stella, Magnificat, O Salutaris Hostia, Ave Verum Corpus, Tantum Ergo など馴染みのあるラテン語の聖歌が聖堂に響きます。カトリック教会にはこのように美しい典礼があるのですよね。サラ枢機卿様に感謝!
レオ14世教皇様はトルコ共和国(27日~30日)とレバノン共和国(30日~12月2日)を訪問されています。ご訪問の様子はYouTubeでライブ配信されています。両国とも難しい問題を抱えています。教皇様の働きによって愛の実りがありますように。
ところで今の教皇様についてどのくらい知っていますか?意外と知らないことが多いのではないですか?
教皇レオ14世(Robert Francis Prevost)はアウグスティノ会の小神学校に入り、大学では数学の学位を取りました。アウグスティノ会で終生誓願を立てた後、カトリック系の高校で数学と物理を教えた時期もあります。まさに宗教と科学は対立するものではないという証ですね。27歳の時にローマの聖トマス・アクィナス大学で教会法を学び博士号を取得。1982年司祭叙階されその後宣教師としてペルーへ。1999年米国へ帰国、そして再びローマへ。ローマの聖アウグスティノ修道会の総長を12年間務めました。教会法の専門家であると同時に英語スペイン語は勿論のことイタリア語フランス語ポルトガル語ラテン語ドイツ語も少しできる教皇様です。![]()
ヴァチカンニュースが制作したレオ14世教皇様の生い立ちのドキュメンタリーを見てみましょう。
レオ教皇様はご自身好きな映画作品を4本あげています。どれも家族が描かれた人間味のあるドラマですね。これらの作品から教皇様のメッセージを感じます。
①
素晴らしき哉、人生!(1946年)
フランク・キャプラ監督 ジェームズ・スチュアート主演
②
サウンド・オブ・ミュージック(1965年)
ロバート・ワイズ監督 ジュリー・アンドリュース主演
③
普通の人々(1980年)
ロバート・レッドフォード監督ドナルド・サザーランド主演
④
ラ・ヴィタ・エ・ベッラ(1997)
ロベルト・ベニーニ監督 ロバート・ベニング主演
私は③と④はまだ見ていません。
私たち家族でポーランドへ行った時に、亡き夫に「ここだけは絶対に行ってもらいたい」と言われて、アウシュヴィッツ=ビルケナウ (ナチス・ドイツの強制絶滅収容所)に連れて行ってもらいました。
聖コルベ神父様が殉教された飢餓室を始め、人間がしたとは信じられないような残虐行為が行われた収容所を見ました。それ以来私は年を重ねるにつれ収容所を舞台とする映画を見るはきつくなりました。映画は作られたものとわかっていてもそれが現実のように思えてしまうからです。おそらく今後も『La vita è bella』 を積極的に見ることはないでしょう。
でも『普通の人々』はレッドフォード監督の作品なので是非中古のDVDで見ようと思います。また主演のドナルド・サザーランドも懐かしいですね。あのブラックコメディー『M*A*S*H』での軍医役のサザーランドの印象は強烈でした。