ロレートの聖母
ロレート(Roreto)はイタリアの東部マルケ州にあり、イタリアの数ある聖母巡礼地の中でも最も重要な巡礼地の一つです。ロレートの「聖母の巡礼聖堂」内にある「サンタ・カーザ」(Papale Basilica Santuario Maggiore della Santa Casa)とロレートの聖母(La Madonna di Loreto)は今も世界中から巡礼者が訪れています。聖フランシスコ・ザビエルも日本へ発つ前にロレートを訪れています。
ナザレにあった聖母マリアと家族が住んでいた家(マリアが受胎告知を受けた家)は聖なる家=サンタ・カーザ(Santa Casa)と呼ばれています。この家はサラセン人(イスラム教徒)の侵攻の前にダルマチア(今のクロアチア)ヘ、その後ロレートへ移されたという奇蹟が伝えられています。
聖ヨハネ23世、聖ヨハネ・パウロ2世、ベネディクト16世、フランシスコ1世ら、多くの教皇様方もサンタ・カーザを訪問され、ロレートの聖母の前で祈られています。




























