無原罪の聖母
今週は聖母マリア様のお祝いの日が続きます。今日は無原罪の聖母の祭日、明後日はロレートの聖母そして12日はグアダルーペの聖母です。そして明日はグアダルーペの聖母出現を受けた聖ホアン・ディエゴの日です。
無原罪の聖母=無原罪の御宿リ(Immaculata Conceptio Beatae Virginis Mariae)とは、私たちと同じ人間であるマリア様は天主の特別な恵みによって母アンナの胎に宿った時から原罪を免れていたということ、つまり初めから天主と一致しているという特別な恵みが与えられていたということです。ですから亡くなった時もそのまま天に上げられました。(聖母の被昇天)
かつて聖トマスアクィナス、カンタベリーの聖アンセルムス、聖ボナベントゥラなどは無原罪の御宿リの教えを否定しました。結局1845年12月8日教皇ピウス9世の回勅『Ineffabilis Deus』(言い表せない神)によってこの教義は公認されました。
毎年教皇様はスペイン広場の無原罪の聖母のご像の前で、献花と祈りを捧げます。去年、フランシスコ教皇様は無原罪の聖母に、「あなたにお捧げした花はわたしたちの愛と感謝のしるしです。・・・(あなたは)特に小さき人々、貧しい人々の祈りとため息に耳を傾け、その涙をご覧になる方、・・・聖なる御母、ありがとうございます。なぜなら、希望がない今この時、わたしたちの希望であるイエスを再び与えてくださるからです」と祈りと感謝を捧げました。

























