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2018年11月

2018年11月30日 (金)

痛悔の心~ゆるしの秘跡(告解)

私は痛悔の定義を知るよりも痛悔の心を感じたい。もし聖書のすべてと哲学説のすべてを知っていたとしても、カリタスと恩寵がなければ、何の利益があるだろう。神を愛し神に仕えること、これ以外は空の空、すべては空しい。(『キリストにならう』bot)

 今日は聖アンドレ使徒の祝日です。明後日の日曜日からは待降節(新年)が始まります。

 今年こそは自分と考えの違う人に対して公然と非難するのではなく、その人のために祈り優しい気持ちで見守りたいと思います。ただ非難・攻撃するのは神のない人々と同じ、主の愛を忘れないように過ごす1年にしたいです。

 そのことも含めてそろそろクリスマス前のゆるしの秘跡を受ける準備をしなければと思っています。準備とは良心の糾明をして痛悔をすることです。

 よく準備ができていない時とは糾明よりも痛悔をしていない時のように思います。そういう時は罪をゆるされても、あまり喜びや感謝の気持ちはわかないからです。

 昔のことばかり書きますが、ゆるしの秘跡も変わりましたね。昔は罪の告白の後に続けて「かくおぼえたる罪とおぼえざる罪と洗礼以来犯したる罪とをことごとく痛悔し、これが赦しと償いとの御恵みとを請い求め奉る。」と、願い祈ったものですが、今は「今日までの主な罪を告白しました。ゆるしをお願いいたします。」とだけです。

 また、悔い改めの祈りでは「痛悔の祈り」をとなえました。今は悔い改めの祈りはとても短くなっています。どちらの祈りも心が大切ですが、「痛悔の祈り」の方が痛悔の心をよく表しているような気がします。とは言っても、夫の国では告解の前に痛悔をするのであらためて痛悔の祈りは唱えないそうです。おそらくそのような国の方が多いと思います。

 先日見つけた『ゆるしの秘跡:よい告解のための手引き』というリーフレットはとても使いやすい手引書です。興味のある方はグーグルで検索してみてください。

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(リーフレット内容の一部)


YouTube: Messa a San Marco, KYRIE IV, Schola Gregoriana Mediolanensis, Giovanni Vianini, Milano, Italia

2018年11月28日 (水)

聖カタリナ・ラブレ(不思議のメダイ)

 「不思議のメダイ」はカトリック信者さんなら必ず一つは持っておられると思います。ロザリオについているメダイもこれが多いです。

 今日は聖母マリア様からこのメダイを作るようにと言われた聖カタリナ・ラブレの日です。1830年7月18日~19日の夜にかけてと11月27日の2回、聖母マリア様は愛徳姉妹会の修道女であった彼女に現れました。

 ご出現の時のマリア様は下のような絵姿でした。

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 そしてマリア様は「(この手から出ている)光は、処女マリアに願う人々のために神からいただいてくださる恵みのシンボルです」言われました。

 そして聖母のお姿のまわりには『ああ、けがれなくお宿りになられた聖マリア、あなたにより頼むわたしたちのためにお祈りください。(Ô Marie, conçue sans péché, priez pour nous qui avons recours à vous.)』と言う言葉が見えました。

 絵のようなお姿が回ると反対側にはMの文字と十字架、み心がみえました。

 聖母マリア様は「このモデルに従ってメダイを作りなさい。祝福されたメダイを身に着けて『ああ、けがれなくお宿りになられた聖マリア、あなたにより頼むわたしたちのためにお祈りください』と祈りを唱える人には、神の母の特別なご保護があたえられます」と言われました。

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 このメダイは愛徳姉妹会本部のあるパリ大司教区の大司教様の許可を受けて作られるようになりました。世界中に広まったメダイによって、無原罪の聖母の取り次ぎによる多くの奇跡的ないやしがあったために、いつしか「不思議のメダイ」と呼ばれるようになりました。

 

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聖カタリナ・ラブレ

2018年11月26日 (月)

手作りジャム2種

 今年は柚子の生り年でした。収穫した柚子の1/4は毎日のお風呂に入れて柚子風呂に、1/4は柚子ジャムと化粧水に、柚子蜂蜜に1/4、残りの1/4はまだそのままおいてあります。

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 柚子ジャムは大きなお鍋いっぱいできました。種は焼酎に入れて化粧水に。柚子を蜂蜜に漬けた柚子蜂蜜はお湯で割って飲んだり、紅茶に入れたりホットケーキにかけたりします。

 柚子ジャムを作っている時にKさんからフェイジョアを沢山いただきました。生のままで少し食べて、残りはこちらもジャムにしました。

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フェイジョア⇧ フェイジョアジャム⇩

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 どちらも美味しいジャムができました。柚子はほろ苦くフェイジョアは甘く優しい風味です。自然の恵みに感謝。

2018年11月25日 (日)

王であるキリスト(祭)

  

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 今日は王であるキリストの祭日、典礼暦年最後の主日です。次の日曜日は待降節第1主日、いよいよ新しい典礼暦(=新年)が始まります。

 『教会暦と聖書朗読2019年度』も『教会の祈り日々の手引き2019年』も準備しました。新年を迎える準備はばっちりです。なぜだかワクワクします。


 主よ恵み豊かだったこの一年に感謝します。罪人の私にいつもいつくしみを注いでくださった主よ、ありがとうございます。

2018年11月23日 (金)

キリストに会うために


YouTube: Il Volo en Nuestra Navidad 2011 Panis Angelicus


仮に、軽蔑かその他の理由から、あなたに注意が払われないとしても、憤りを見せてはいけない。むしろ、ますます謙遜になり、それを忍従と平穏さをもって耐えなさい。(『謙遜の実践』bot)

(人から誤解されるのは良いことである。)なぜなら人々から軽蔑され、よく思われないとき、そのときこそ我々は神を内なる証人としてより熱心に求めるからである。(『キリストにならう』bot)

 教会には聖櫃があり、イエズス・キリストはそこに特別なかたちで現存しておられます。つまり教会は神のもの。どの教会へ行ってもイエズス様は私を拒みません。いつでも私を受け入れてくださいます。私は主イエズス・キリストに会うために教会へ行きます。

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「イエズス様、私は幸せだメ~heart


YouTube: Il Volo - Ave Maria

2018年11月21日 (水)

心和む Il Volo

 Il Voloはなぜか心をなごませてくれます。Il Divo とは全く違う雰囲気。今はIl Volo ばかり聴いています。


YouTube: Libiam ne lieti calici a sorpresa con Il Volo e il Maestro Marcello Rota

2018年11月20日 (火)

善にとどまる

もし誰かが明らかに罪を犯すかまたは重大な過ちを犯しているのをあなたが見るなら、あなたは彼よりも優れていると思うべきではない。なぜならいつまで自分が善にとどまれるかあなたは知らないからである。我々はみな脆い、しかしあなた自身よりも脆い人はいないと思いなさい。(『キリストにならう』bot)

 

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2018年11月18日 (日)

映画2本

 最近見た映画です。

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 原題は『A LONG WAY DOWN』、邦題は『幸せになるための5秒間』。自殺の名所で自殺しようと偶然に出会った4人。それぞれ自殺の動機は違いますが・・・。ストーリーを話すと映画を見る楽しみがなくなるのでこの後は秘密に。

 もう一本の映画は『Guess Who』。そう、昔シドニー・ポワチエ、キャサリン・ヘップバーンの映画『招かれざる客(Guess Who's Coming to Dinner)』を思い出す人もいるでしょう。でもこれは現代版。邦題も『招かれざる恋人』です。前の作品は招かれざる客が黒人でしたが今回は逆に白人が招かれざる恋人です。そして、現代版はコミカルでいて人種偏見をしっかりと捉えています。

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 どちらもとても良い映画でした。お薦めです。

2018年11月17日 (土)

秋のお花教室

 久しぶりのお花教室。

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花材は ゆきやなぎ すかしゆり ストック ブルースター

 すかしゆりは2本あったのですが、つぼみがたくさんついていたので1本だけ使いました。毎回感じるのですが写真は実物とは違う。

 お花とは関係ないのですがシューベルトのミサ曲が話題になったので、ミサ曲2番とヴィヴァルディ―のグローリアを。心が洗われるようですね。


YouTube: シューベルト ミサ曲第2番 - 東京カンマーコーア


YouTube: ヴィヴァルディ : グローリア ニ長調 RV.589 (Vivaldi : Gloria RV 589)

2018年11月16日 (金)

諸聖人にならう(聖ゲルトルードおとめ)

どうして諸聖人のうちのある人々はあれほど完全になり、観想を行えたのか。なぜなら彼らは地上の望みのすべてについて全く死んだ者となろうと努力したからである。だから彼らは心の奥底から神に寄りすがり、自由に自分のことに専念できたのである。(『キリストにならう』bot)

 マルコによる福音12章30節『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ』とイエズス・キリストが言われたことを実行したのが聖人たちですね。

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聖ゲルトルードおとめ

2018年11月14日 (水)

郁子(むべ・うんべ)

 町の近くの山は開発されて宅地となり、めったに郁子も見かけなくなりましたが、今日は珍しく郁子を見つけました。といっても山の中ではなくスーパーの店頭で。おそらく栽培された物でしょう。

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 珍しいので家族に味わってもらおうと買って帰りました。食べられる部分はほとんどありませんが、あの柔らかな甘みがたまりません。しかし家族は誰も手をつけません。仕方なく私が全部いただきました。happy02

 郁子は長寿の実と言われます。なぜかと言うと昔々天智天皇が出合った老夫婦に「どうしてそのように長寿なのですか」と尋ねたところ、老夫婦は「この実を食べているからです」と言って実を差し出しました。天智天皇はその実を見て「むべなるかな(いかにももっともなことである)」と答えたところから「むべ」と呼ばれるようになったとか。

 長寿はともかくとして、春に咲く白い花、秋に生る紫の実はともに晩春と初秋の季語として味わい深いものです。

2018年11月13日 (火)

平和は謙遜な人に

自分をすべての人の下においても、害はない。しかしたった一人の人の上に自分を置くなら、多くの害を受ける。平和は謙遜な人に伴う。しかし傲慢な人の心のうちには嫉妬と憤慨が渦巻いている。(『キリストにならう』bot)

 自分の心が傲慢で嫉妬や憤慨がある限り、心の平和は得られません。しかし私たちは相変わらず嫉妬心や不満、憤りによって心休まることがありません。特に嫉妬心は厄介なものです。自分自身が嫉妬していることに気づかずにいることが多いから。知らず知らずのうちに相手を妬み批判しています。

 心の平和は自分の思い、力だけでは決して得られないでしょう。聖霊の助けなしには得られません。そして聖霊の助けを得るためには祈りが絶対に必要です。つまり祈る人は心に平和が訪れ、心の安らぎを得られるということです。

 なので私も祈らなければなりません。

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2018年11月10日 (土)

紅葉と滝と白蓮の歌

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もののふの 昔がたりを曾木の滝

 水のしぶきに ぬれつつぞ聞く   柳原白蓮

 往きは夫が運転、帰りは私が運転したのですが、いつものように私が道を間違えて長~いドライブになりました。coldsweats01 これもまた楽し!

2018年11月 8日 (木)

沈黙を守る

できる限り沈黙と観想を保ちなさい。しかし常に他人に迷惑をかけないようにそうするよう努めなさい。あなたが話さなければならないときは、常に自制と節度と単純さをもって話しなさい。(『謙遜の実践』bot)

 これからは余計なおしゃべりはせずに、沈黙と観想を保つこと。話すときは軽率にならないように注意しましす。また感情的にならず、だらだらと話さないようにします。

 そして外でよりも先ずは家庭の中で気をつけなければ。息子によく言われます。「お母さん、また不平不満?」と。家族の前で当たり前のように不平不満を言ってしまいますがそれを聞かされる方はとても不快でしょうね。反省しています。 今一度聖母マリア様に倣う心を!

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2018年11月 6日 (火)

すべては神の栄光のために

純粋で単純、安定した人は多くの仕事のさなかでも気を散らさない。なぜならすべてを神の栄光のために行うからであり、自分のうちに安息しており、自分のものを追求することに煩わされないように努めるからである。(『キリストにならう』bot)

 新しくツイッター『謙遜の実践』botを教えてもらいました。教皇レオ13世の『謙遜の実践』を私訳しランダムにツイートしたものです。昔の教皇様の厳しさが今は懐かしい。常に信徒が悪に傾かないように励まし、力づけてくださいます。聖ホセマリアに通じるところがありますね。

あなた自身に属するものは、罪と弱さと悲惨しかなく、あなたが享受している自然と恩寵の恵みは、あなたが神から受け取ったものである。神はあなたの存在の原理であり、それゆえ、神にのみ栄光が着せられるべきである。(『謙遜の実践』bot

 教皇レオ13世と言えば「大天使ミカエルへの祈り」が浮かびます。この祈りはごミサの終わりに跪いて唱えられていました。しかし第二ヴァチカン公会議の典礼刷新でこの祈りは唱えられなくなりました。もしかしたらこの祈りによって教会は守られていたのかも知れまさん。私はごミサ後にこの祈りを唱えるように典礼を元に戻すことを望みます。

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教皇レオ13世

2018年11月 5日 (月)

ハルワ

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⇧ チュニジア産 『ハルワ・タヒーナ』⇧

「ハルワ(ハルヴァ)」はアラブ諸国では冠婚葬祭や様々なお祝いの時に用意されるそうです。またギリシャでは四旬節の前にくる「霊の土曜日(プシコサヴァタ Psychosavata)」に教会や墓地に持って行って、司祭の祝福を受けてから友人や隣人に分けるとか。

 ナイフで切ってもフォークでは食べられません。ほろほろとくずれるから。かたまりを手で口に運びます(正式な食べ方がわからないので happy02)。初めて口にした感想は「甘~い!美味し~い!」。しっかりとした甘さとゴマ(タヒーナ)の風味が口いっぱいに広がりました。

 ハルワには様々な種類(胡麻、ナツメヤシ、リンゴ、あんず、干し葡萄、チーズ等々)があるらしく、アラブ諸国、イスラエル、トルコ、アルメニア、ギリシャ、インド等国によってもその味は若干違うようです。

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このように盛り付けたらいいのかな?