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2016年11月 5日 (土)

聖ザカリアと聖エリザベト

 洗礼者ヨハネのご両親聖ザカリアと聖エリザベトの記念日です。「エリザベトは男の子を生みます。その子をヨハネと名付けなさい」という主のみ使いのお告げを信じなかったザカリアは、エリザベトが男の子を生み、その名をヨハネと名付けるまで口がきけなくなりました。主のみ言葉通りヨハネと名付けた時ザカリアは話せるようになりました。その時に主を賛美したのがあの「ザカリアの歌」です。

Photo聖母子と聖ザカリア、聖エリザベト、洗礼者ヨハネ(V.Catena 作)

神を ほめたたえよ、イスラエルの神を。
神は民を訪れて あがない、
わたしたちのために力強い救い主を
しもべダビドの家に立てられた。

神は昔、預言者によって語られたとおり、
わたしたちに逆らう者、うらみをいだく者の手から、
わたしたちを救い、祖先をあわれみ、
とうとい契約を心に留められた。

神は先祖アブラハムに約束されたとおり、
逆らう者から わたしたちを救われた。
生涯を清く、正しく、平和に送り、
神に仕えることができるように。

幼な子よ、お前も神の預言者と呼ばれ、
主の前を歩み、その道をととのえ、
罪のゆるしによる救いをその民に知らせる。
すべては神のあわれみの心による。

神の深いあわれみにより
夜明けの太陽はわたしたちに臨み、
闇と死の影にある人を照らし、
わたしたちの歩みを平和に導く。
 

 最後の「神の深いあわれみにより夜明けの太陽はわたしたちに臨み、闇と死の影にある人を照らし、わたしたちの歩みを平和に導く」の所は、特に朝一日の始まりの中で神のあわれみによる深い安らぎと希望を感じます。

 今日一日神は私と一緒にいてくださいます。何も心配することはありません。主の望まれることを愛しましょう。