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2016年10月

2016年10月31日 (月)

教皇様のために

 今日は巷ではハロウィンというお祭りのようですが平日なので一足早く昨日と一昨日の夜都心では大騒ぎしたようです。子どもが仮装して家々をまわりお菓子をもらうのは可愛いですが、大の大人が仮装してはしゃぐのは見ると「恥ずかしい」と思うのは私だけでしょうか。しかもただ仮装して騒ぐだけ・・・。

 それはさておき、今日は「ロザリオの月」最後の日。明日は諸聖人、そして明後日は本当の「死者の日」です。

 「ロザリオの月」最後の日の今日は特に教皇様のためにロザリオを祈りたいと思います。教皇様の発言には?と思ったり、マスコミに悪い意味で利用されたり、アテイストに歪曲されたりと様々な苦難があります。教皇様が聖ペトロの後継者としてカトリックの教えを正しく伝えることができますよう主のご加護と聖霊の恵みを祈りましょう。フランシスコ教皇様に不満を持っておられる方こそ教皇様のために祈りましょう。

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2016年10月29日 (土)

ロールケーキのプレゼント

 娘が訪ねてきてケーキを作ってくれました。少し早い私の誕生日プレゼントです。ちょっと凝ったロールケーキです。バニラ・ココア・抹茶の味が楽しめて生クリームがたっぷり巻かれたロールケーキはとても美味しかったです。何と言っても娘が作ってくれたのでその味は格別。美味しいケーキとモンクの珈琲でとても優しい気持ちになりました。

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 ロールケーキのレシピ

卵・・・3個  砂糖・・・80g.    小麦粉・・・60g. ココア・抹茶・・・各小さじ1 バニラエッセンス・・・適宜

生クリーム・・・200cc. 砂糖・・・15g. ブランデー適宜(使わなくても良い)

① 卵を共だてにして砂糖も加えて泡立てる。小麦粉を加えてさっくりと混ぜて、生地を三等分にする。(手順は普通のロールスポンジと同じ)

② 生地にそれぞれココア・抹茶を加えて、何も入れない生地にはバニラエッセンスを入れる。

③ 鉄板にクッキングシートを敷いてココア生地、抹茶生地をとびとびにおき、間を埋めるように白い生地をおいて表面をならす。トントンと空気を抜いてから予熱したオーブン(180度)で12分位焼く。

④ 冷めたら生地の端(巻いたとき下になる部分)を斜めに切り落とす。表面にブランデーを少々塗り、生クリーム200cc.と砂糖15g.をホイップしたものを生地に広げて塗り巻く。

⑤ 冷蔵庫で冷やして落ち着かせる。

⑥ 好みで飾りをする。

* 共だての時には最初に湯煎すると泡立てやすいです。逆に生クリームはボウルを氷水にあてて泡立てると良いです。

2016年10月28日 (金)

『生きる 描く 愛する』

 久しぶりに美術の本を読みました。婦人之友社から出版されている『生きる 描く 愛する』です。

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 著者は美術評論家の(故)田中穣氏でこの本に取り上げられている画家は42名、それぞれの画家の代表作が一点載っていて、画家についてまたその作品について書かれています。

 日本画家では上村松園、上村松篁、奥村土牛、加山又造、小倉遊亀(表紙の絵)など、洋画家は小磯良平、佐伯祐三、安井曾太郎、梅原龍三郎、荻太郎など日本を代表する画家ばかり。絵の好きな人にとってはたまらない一冊です。

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 「リュクサンブール公園」 佐伯祐三

 実はこの本も古本で買いましたがほぼ新品状態の本が届きました。その値段1円です。いくら本離れが進んでいるとはいえ、この素晴らしい内容の本が1円とは・・・。良い物が安く手に入るのは嬉しいのですが、何か物の価値が狂っているような・・・世の中おかしいですよ。

  さて、 この本を読んで日本画に縁のなかった私は日本画にぐ~んと引き寄せられました。上村松園や松篁も素晴らしいのですがこの表紙絵の小倉遊亀さんの作品に心奪われました。他にも「舞う舞妓」等の人物画や静物画(特に牡丹や椿)、どれも素晴らしい作品です。人物の肌の温かみ、舞の気迫、花びらのやわらかさと花瓶の陶器の硬さ等々、その物を見極める確かな目と表現力に圧倒されました。ご本人も想像では描かないとおっしゃっている通り、実際に彼女の目で見たものを彼女を通して表現されているからこそ彼女にしか描けない世界が生まれるのだと思います。

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小倉遊亀の作品

2016年10月23日 (日)

ロザリオ

 思うところがあってロザリオを探していました。祈る道具であるロザリオはピンからキリまであります。当たり前のことですが祈りの価値がロザリオの値段に比例するのではありません。あくまでも使う人の好みや使いやすさ(手になじむ)などで選びます。また巡礼に行った時の記念として求める人もいます。洗礼や初聖体でプレゼントされる人もいるでしょう。

 教会関係やそれに準ずる店ではロザリオは聖具なので利潤追求のために売られることはありません。ですからだいたいその素材と作り方(機械か手編み)によって値段は決まっています。例えば、

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左上:銀手編み白檀¥17301  右上:一般的なもの¥1296  左下:天然石¥11880  右下:アクリル¥500 (パウリーネ・ドンボスコ社・パウルスショップより)

  ところがこんなロザリオを見つけて久しぶりに「びっくりぽん!」(十字架等は金や銀ではありません)

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  念のために言っておきますが、このお店はとても良心的でキリスト教の製品を取り扱っています。私もよく利用しています。このロザリオ以外は妥当なお値段なので、お店のせいではなく仕入れ値そのものが高かったのでしょう。

 メジュゴリエがヴァチカンから認められず批判されることが多いのもどうやらこのへんが原因の一つかもしれません。

2016年10月22日 (土)

聖ヨハネパウロ二世教皇

「ヴァチカン放送局」聖ヨハネ・パウロ二世略歴の抜粋

 紀元2000年には大聖年の開幕を告げ、これを機会に世界中の信徒に回心と償い、赦しと和解、新しい希望を呼びかけると同時に、過去の歴史の中でカトリック教会の子らが犯した様々な罪を認め公式に謝罪した。

 「愛の文明」の構築を訴えた教皇は、すべての人々の命と人権を擁護、様々な闘争に揺れ動く世界の中で、戦争や暴力に勇気ある反対の声を上げ、平和への力強いアピールを発し続けた。

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 回心と償い、赦しと和解そして平和を望まれ希望を持たれた教皇様です。私たちも教皇様に倣いそして実践できるように教皇様の取り次ぎを祈りましょう。

2016年10月18日 (火)

聖ルカ福音記者(祝)

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 聖ルカは福音書『聖ルカによる福音』の著者です。彼はギリシャ語のできる医者であったので、教育があり教養豊かでした。ですから彼のギリシャ語の原文は優しく美しい文章だそうです。マリア様についてのお告げの場面や「マリアの賛歌(Magnificat)」は日本語訳でもまさに気高く美しいです。これだけマリア様について書けるのは聖ルカがマリア様に会ったことがあるからではないかと言われています。

 同じく『使徒行録』も聖ルカが書いたものです。聖ステファノの殉教場面などは何度読んでも感動します。

 聖パウロは聖ペトロが使徒と認めるほど信仰篤くキリストの教えを熟知していました。聖パウロに同行して宣教旅行をした聖ルカはおそらく旅行の間も聖パウロから多くの話を聞いたことでしょう。

Photo_3 画家でもあった聖ルカが描いたのでは?と言われているイスラエルの聖マルコ教会にある聖母子像です。あくまでも言い伝えですので。

 聖ルカが書き記したキリストについて、今日は時間をかけてゆっくりと読みたいと思います。

2016年10月16日 (日)

忍耐強く祈りなさい

 今日のごミサの説教は「忍耐強く祈りなさい」でした。ある人は大きな試練や災害にあった時「どうして神はこんなことを私に・・・」と思い、神から離れ祈りをしなくなります。逆にそんな時にこそ忍耐強く祈り神にすべてを委ねる人がいます。「主よ、あなたに信頼します」と言う聖ファウスティナのように。

 聖体賛美式(聖体降福式)もありました。聖体(聖体に特別なかたちで現存しておられるキリスト)によって祝福を受けることはキリストから直接祝福を受けることです。その時に椅子に腰かけたままより(跪けない人を除いて)跪いた方がふさわしいと思うのですが。

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ご聖体(特別なかたちで現存するキリスト)の前で跪いて祈る教皇様

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ある教会での聖体賛美式(聖体降福式)

 とにかく聖体賛美式があることはとても良いことなのでずっと続けてほしいです。

2016年10月15日 (土)

アビラの聖テレジア教会博士(記)

 

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アビラの町と城壁

 スペインのアビラは「城壁と聖人の町」、城壁に囲まれた聖テレジアの町です。私にとって大テレジアは観想と活動をあわせ持つ強い女性というイメージ。よく祈りよく活動し、嫌がらせや迫害にも耐えた強い信仰のシスター、だから当然聖人なのでしょう。

 活動ばかりに熱心で、祈りを忘れる(軽視する)人は沢山いますが、聖人と呼ばれる人たちはまず祈りそして行動、祈らない聖人なんて聞いたことがありません。

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 修道会内の腐敗を改革し修道院を数多く建て、そしてキリストと対話しキリストにすべてを委ねた聖テレジアは今の時代にこそ必要な聖人です。

 彼女の強さを少しでも見倣うことができますように。

2016年10月14日 (金)

ファティマの聖母

 

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Fatima2聖母ご出現の様子を伝える当時の物


 5月13日がファティマの聖母の祝日ですが、昨日はファティマ(ポルトガル)で聖母出現が管区司教様によって正式に公認された(1930年10月13日)記念日で、毎年この日も祝っています。前晩からロザリオの祈りがあり、当日は多くの司教、司祭、巡礼者と共にごミサがあります。

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 来年は聖母が3人の子どもたち(ルチア・フランシスコ・ヤンシタ)の前にご出現(1917年5月13日)されて100年目です。おそらく教皇様は来年ファティマを訪問なさるでしょう。

 ファティマといえば「第三の預言」ばかり取り上げられ話題となりますが、要はマリア様が私たちに回心を求められているということが大切です。私たち一人一人が素直にマリア様のことばを聞いて、回心すればよいのです。マリア様がご出現されるのは私たちを悔い改めの道に導くためです。

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ファティマの聖母と冠 

 (水色の丸い飾りの下)には聖ヨハネパウロ二世教皇が銃撃された時の弾があります。マリア様のご加護を感謝して教皇が捧げたものです。

2016年10月11日 (火)

秋の霧島

 今日は連休明けで観光客は少ないと思い霧島へ。いつものコースでまずはえびの高原へ。

Dscn1005_2 手作りお弁当を食べて、その後かる~く歩いて散策。紅葉はまだまだですがこんな看板を見つけました。

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 帰りにいつものように高千穂牧場へ。今日は特別に牛のサイコロステーキ一皿とピザハーフサイズを夫と二人で分けて食べました。久しぶりのお出かけだったので奮発(?)しましたよ。

Dscn1025 キャベツはほとんど食べた後ですねhappy02 ここのピザはマイルドでチーズの味が良く、へんに油っぽくないところが好きです。

Dscn1021 コスモスも咲いていました。

 主に感謝heart

2016年10月 9日 (日)

『サラマンカの手帖から』

 

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 久しぶりに辻邦生さんの『北の岬』と『サラマンカの手帖から』を読みました。五つの短編からなる『北の岬』と七つの短編の『サラマンカの手帖から』、これらの本に出合ったのは約40年も前のことになります。表題となっている『北の岬』そして『サラマンカ…』が好きで、あの時以来ずっとサラマンカとシスターに憧れていましたが結局スペインへ行った時もサラマンカを訪ねることは叶わず、勿論シスターにもなれませんでした。coldsweats01

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Photoサラマンカカテドラルの小聖堂祭壇

 カテドラルの小聖堂でもこの美しさ!一度は訪ねてみたいのですが・・・、きっと叶わぬ夢でしょう。でももしかしてそれが主のみ心なら叶うかもしれません。

2016年10月 8日 (土)

10月の花

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 今日の花材はリンドウ、トルコ桔梗(ピンク)、オンシジューム(黄色)、千日紅のストロベリー、吾亦紅(ワレモコウ)、ドラセナ(葉)です。

 生け花教室の皆さんはさすがに花のことをよく知っていて、色々と教えてもらっています。吾亦紅は野山の高原に咲く秋の山野草で和歌にもよく詠まれているそうです。千日紅はお盆の頃に咲くので「盆花」と言われ親しまれているとのこと。またドラセナは生垣にしている家もあり冬には真っ赤に色づいてとても綺麗だそうです。

 家に持ち帰ってもう一度花々を見て、それぞれの花の美しさに心癒されています。

2016年10月 7日 (金)

ロザリオの聖母(記)

 今日は「ロザリオの聖母マリアの祝日」です。それはレパントの海戦(1571年10月7日スペイン・ベネツィア・ローマ教皇の連合艦隊がオスマン帝国艦隊に勝利)の日です。

 教皇ピオ5世は「無敵と言われたオスマン帝国艦隊に神聖同盟が勝利したのはロザリオの祈りを聖母に捧げたから」ということでこの日を「ロザリオの聖母マリアの祝日」としました。ヨーロッパにとって今日はとても意味のある祝日なのですね。そして1883年教皇レオ13世は10月を「ロザリオの月」として聖母に捧げられました。

 私は「ロザリオの祈りは何よりも強い武器」だと教えられました。苦しい時、悲しい時、不安な時、怒りがこみ上げる時、そして嬉しい時、幸せな時、主に感謝する時にも、いつでもロザリオの祈りを聖母に捧げること。聖母は必ず主にとりなしてくださるから。電車やバスの中で、駅のホームで、病院の待合室で、散歩しながら・・・いつでもどこでもロザリオを祈ることはできます。

 夫婦だけになっても毎晩二人で一緒にロザリオを祈れることは主のお恵みです。

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2016年10月 4日 (火)

聖フランシスコ(アッシジ)修道者(記)

 10月4日はアッシジの聖フランシスコ修道者の記念日です。フランシスコ教皇様は今年の8月4日にアッシジを訪問なさいました。

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(写真:L'Osservatore Romano より)

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 今はとても大変な時代です。聖フランシスコの時代もそうだったでしょう。貧しい人と富める人、人間としての尊厳が踏みにじられ力の強い者が弱い者を支配する社会・・・。そして何よりも悲しいのはそれが当たり前と思い、何も感じない人達がいることです。強い者は弱い者を助け、富める人は貧しい人に分け与える、憎しみではなくゆるしを・・・。教皇はいつくしみを願い聖フランシスコは自分を平和の道具にしてくださいと主に祈りました。

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