Lectio Divina
今日は聖ベネディクト修道院長記念日です。ベネディクト修道院と言えば祈りの生活です。そして修道士たちがいつも行うレクティオ・ディヴィナも今では修道院内だけでなく、一般信徒も行っています。
今月の鹿児島教区報に信徒の方たちでレクティオ・ディヴィナを20年続けているという記事が載っていました。
Lectio Divina (霊的な読書)は聖書の読書、黙想、祈り、観想の伝統的な修道院の慣習です。霊的な読書のルーツは3世紀頃オリゲネスに始まり、聖アンブロシウ、聖アウグスティヌスへ、そして6世紀聖ベネディクトによって確立されました。12世紀になりカルトジオ会のギゴ2世修道士によって今の読書、黙想、祈り、観想という四つの段階の形になりました。カルメル会ではレクティオ・ディヴィナは祈りの柱となっているそうです。勿論ベネディクト会、カルトジオ会、シトー会、フランシスコ会等でも行われています。
教皇ベネディクト16世はLectio Divinaについてこう述べておられます。
私は特に、レクティオ・ディヴィナという古い伝統を思い出し、推奨したいと思います。祈りを伴った聖書の熱心な朗読は、親密な対話を生み出します。その中で、読む人は神が語っておられるのを聞き、祈りの中で、信頼し、心を開いて神に応答します。この実践が効果的に推進されれば、教会に新たな霊的春が訪れると私は確信しています。
とは言っても私自身家族がいるとゆっくりと聖書を読み、黙想して、祈りそして観想する時間はありませんでした。特に子育ての時期は。寝る前に聖書を少し読み、祈るだけの日がほとんどでした。でも今は幸いなことに時間はたっぷりあります。
レクティオ・ディヴィナについて詳しく知りたい方は神言会の聖書使徒職委員会のホームページに載っていますのでそちらをどうぞ。⇩