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2018年5月11日 (金)

ローマの旅~番外編

 ローマといえば食べ物がおいしいと言われます。サラダひとつとってもレタス、ルッコラ、トマト、きゅうり、それぞれにしっかりとその物の味がします。日本の野菜はそれに比べて何か水っぽいような。乳製品も同じ。バター、ミルク、チーズ、そしてサラミ、生ハム、ドルチェ、パン・・・どれもとても美味しいでした。

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 肉は子牛、仔羊、兎など種類も豊富で、値段も日本よりはるかに安い。そして美味しい。勿論葡萄酒や果物も。

Dscn2744キャッサバのフライ添え:キャッサバがこんなに美味しいとはheart

Dscn2745_2 仔羊のロースト

 私たちはホテルではなくアパートを借りました。Wベッドの入ったベッドルームが2部屋、居間、キッチン、シャワー・トイレがついています。全自動の洗濯機、食洗器、冷蔵庫、食器と調理器具も当然ついているので、ホテルよりもずっと経済的に過ごせました。娘が探してネット予約してくれたのです。アパートの予約だけでなく航空券の予約やネットチェックイン、空港での乗り換えなど娘がとても頼りになりました。現代はネットの時代、英語でネットをうまく使いこなせばとても便利だとつくづく思いました。

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寝室⇧⇩           居間⇧  台所⇩

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 イタリアは豊かな国だとあらためて思いました。住んでみたい・・・けれどローマでの車の運転は絶対に無理。ローマの人達は運転が上手すぎます。特にタクシーの運転手さんはスゴイ!

 今回の旅行ではショーペロ(ストライキ)に一度もあわず、ジンガラに囲まれることもなく、以前のローマと全く違いました。その代わりあちらこちらに警察と軍の車両があり、銃を持った兵士達が立っていました。ショーペロも嫌だけれど銃も嫌ですね。

教会巡り

 今回のローマの旅は助祭叙階式に参加することが第一の目的でした。二番目が聖ホセマリアの墓前で感謝の祈りを捧げること。三番目はRegina Coeli。四番目は教会で祈ること。五番目にヴァチカン博物館。

 素晴らしい助祭叙階式に与り、翌日はオプスデイ本部で聖ホセマリアが眠っておられる主祭壇でのラテン語ミサに与ることができました。Regina Coeli でパパ様の祝福を受け、12の教会で祈り、ヴァチカン博物館とバルベリーニ宮殿を見学しました。ボルゲーゼ美術館の予約が取れなかったのは残念ですが次回?の楽しみにとっておきます。カタコンベも娘に見せたかった。

 思っていた以上にずっとずっと素晴らしいローマ滞在でした。ローマにいる息子に感謝!滞在中にお世話になったすべての方々に感謝!そして何よりも主に感謝、アレルヤ!

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    note Arrivederci Roma note

2018年5月10日 (木)

助祭叙階式

 ローマではお祝いや記念のごミサには普通にラテン語ミサがあげられていました。様々な国の人々が集まる時に、昔からごミサで使われていた共通のラテン語を使うことによって、キリストを中心に集まった一つの羊の群れを思いおこさせます。キリスト教徒は言葉、人種の違いを超えて一つであるとラテン語ミサは示しています。私がラテン語ミサが好きなのはそういう理由からです。

Dscn2708_3助祭叙階式が行われた BASILICA DI SANT'APOLLINARE

 さて、肝心の助祭叙階式です。Giuseppe Versaldi 枢機卿様の主司式でラテン語で行われました(みことばの典礼と叙階の儀はイタリア語)。連願もラテン語です。入祭の唱は「Cant'ingresso」、ご聖体拝領の時の唱は「Anima Christi」、閉祭の唱は「Regina Caeli」。聖堂に響く神学生のパイプオルガンの音と合唱、一気に荘厳な雰囲気へと・・・。祭壇上の人々の服装・動きが洗練されていて、叙階の儀式も流れるようにスムーズに運び、見ていてとても心地よいものでした。

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 一人のタンザニアの神学生には彼の教区の司教様が来ておられました。8年ぶりに両親に会った神学生がいたり、叙階の儀の時に号泣される家族がいたり・・・。それぞれにこみ上げるものがあったでしょう。そしてすべての人が感じたのは主の限りないいつくしみと愛だと思います。

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神学校の祝賀会で歌うタンザニアの女性たち:美しい!

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 祝賀会場には「わたしが来たのは仕えるためである」というキリストの言葉がそれぞれ6か国語で書かれ、国旗と共に貼られていました。

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歌と踊りで喜びを表現するアフリカの学生たち lovely

 最後にヨハネ・パウロ二世の「召命のための祈り(Preghiera per le Vocazioni)」をとなえて終わりました。素晴らしい助祭叙階式と祝賀会でした。主に賛美と感謝!

2018年5月 9日 (水)

神学院とオプス・デイ本部訪問

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 ローマにある 「Sedes Sapientiae :Collegio Ecclesiastico Internazionale」は教区司祭を育てる神学院です。アフリカ、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、世界中から若者が勉強に来ています。約85名の神学生は Pontificia Universita della Santa Croce(教皇庁立聖十字架大学)で約5年間勉強します。

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 この神学院はオプスデイ創立者の聖ホセマリアが「教区司祭を育てるための国際的な神学院」を作りたいと強く望んでできたものです(オプスデイメンバーの神学院は別にあります)。ですからオプスデイの精神が反映され、学生たちは教皇様に従うことや告解・ミサ・ご聖体等の秘跡を特に大切にし、よく祈り、教会の正しい教えを伝えられるように、そしてキリストが言ったように「仕える者となる」よう日々学んでいます。

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 神学生、先生(司祭)方は皆さん丁寧で明るくて温かい・・・とても居心地の良い・・・幸せな気持ちでした。昼食後は御聖体訪問をしてロザリオを祈ります。

 私たちを空港に迎えに来てくださったのはなんと神学院の副院長様、私のスーツケースを喜んで運んでくださる姿はキリストの教えそのものです。また教会から神学院まで車で往復してくださったのは前院長様。空港まで見送ってくださったのも神学院の神父様でした。この神学校でこのような司祭様方の姿を見ながら勉強できる学生は幸せだなとつくづく思いました。

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 後日、オプス・デイ本部に行きました。案内してくださったのはオプス・デイのヌメラリー。彼はブラジル人で京都大学に留学後ローマのサンタ・クローチェ大学で勉強を続けている学生です。ポルトガル語・日本語・イタリア語にスペイン語そしてラテン語もできる優秀な好青年でした。彼にも滞在中お世話になりました。感謝!

 本部にはオプス・デイ創立者の聖ホセマリア、その後継者であった福者ドン・アルバロとドン・ハビエルが埋葬されています。

 聖ホセマリアの聖遺物が展示されていている部屋もありました。また、聖ホセマリアの後継者である福者ドン・アルバロは教皇ヨハネパウロ二世と特に親しかったので、教皇様が亡くなられた後オプス・デイ本部に教皇様の服が寄贈され、それも展示されていました。オプス・デイはご聖体と告解をとても大切にしています。ですから聖櫃のある祭壇は特に美しく、また告解室も6部屋位ありました。

 オプス・デイとは「神の業」という意味です。詳しく知りたい方は下記のリンクへ。

http://opusdei.org/ja-jp/ 

2018年5月 8日 (火)

石畳の道

 

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 石畳の道を歩く・・・なんてロマンティック・・・ではなくて、なんて歩きにくいこと。ローマは石畳の道が続きます。ベビーカーは揺れる、子どもも揺れる、お父さんお母さんは押しにくそう。でもアスファルトにしないところが良い!

 ローマに着いて最初に訪れたのは勿論聖ペトロ大聖堂。先ずCappella del Santissimo Sacramentoで祈りました。ここは祈るための人しか入れないので、ご聖体の前で静かに祈ることができます。私も助祭叙階を受ける7名の神学生とSedes Sapientiae神学院のため、そしてK司教様とAカトリック教会とK教会そしてOpus Dei のために祈りました。主のいつくしみに感謝!

 聖ペトロ大聖堂内では写真を撮りませんでしたが唯一撮ったのが中庭に見えた聖ホセマリアのご像です。

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 29日日曜日はサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ大聖堂(Basilica Sanctae Mariae supra Minervam)の18時のごミサに与りました。ここにはシエナの聖カタリナが埋葬されていて29日は聖カタリナの日、枢機卿様司式の荘厳なラテン語ミサでした。実は朝、ポルトガルの聖アントニオ教会(Chiesa San'Antonio dei Portoghesi )のごミサに与ろうと行ったのですがごミサはなくて、12時のRegina Coeli に行きたかったのでミネルヴァ聖堂の夕方のごミサに変更したのです。勿論シエナの聖カタリナの日であることはすっかり忘れていました。これはただの偶然ではなく、やはり主のお恵みだと思います。

サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ大聖堂 ⇩祭壇(Googleより)Santamariasopraminerva_1

Dscn2627ポルトガルの聖アントニオ教会⇧ ⇩祭壇

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2018年5月 7日 (月)

「恐ロシア」は過去

 うわさに聞いていた「恐ロシア」は全く過去の事。モスクワ(シェレメチボ)空港は明るくて綺麗、椅子もあります。確かにトランスファーにもパスポートチェックとセキュリティーがあり、特にセキュリティーの所は団子状態ですが、それでもゆっくりとは進むので何とかなります(ストレスではありますが bearing)。パスポートチェックは写真と顔を見るだけなので予想していたほど時間はかかりませんでした。ただし自販機で水を買いたくてもユーロが使えないので換金しなければ・・・そこも行列・・・。

Dscn2755明るいシェレメチボ空港

 トランスファーのパスポートチェックとセキュリティーを除けば他の空港と大差なし。職員の対応も良く今回乗り継ぎ時間が1時間45分しかありませんでしたが十分間に合いました。要するに他の空港と同じく混む時期(夏休みや旧暦の正月など)以外なら大丈夫だということです。

 アエロフロートのサービスも価格を思えば十分満足しました。

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アエロフロートの機内食

 今年6月にはFIFAワールドカップロシアが開催されます。そのためにも空港はもっと使い良くなると期待しています。

2018年4月26日 (木)

ローマへ

 数十年ぶりのローマ旅行。期待でいっぱいです。今回の第一の目的は「助祭叙階式」ですが、もう一つの目的は聖ホセマリアのお墓参りです。聖ホセマリアは私の信仰を目覚めさせてくださいました。墓前で感謝したいのです。

 

Aeroflot

 今回ローマへは格安のアエロフロートモスクワ経由で行くことにしました。モスクワ空港トランジットは初めてです。「恐ロシア」と噂されているあのモスクワ空港です。スムーズに乗り継ぎができるでしょうか?(体験記は後日)

 いざローマへ出発airplane「行ってきま~すsign01」。帰るまでブログはお休みです。confident