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2021年10月14日 (木)

フランスカトリック教会

 フランスで報告された児童性的虐待のスキャンダルにより、フランスのカトリック教会は大変な危機に立たされています。

 フランスのカトリック司祭は「告解(ゆるしの秘跡)で聞いた虐待の申し立てを報告しなければならない」(罰則あり)と政府が主張していることです。マクロン大統領はカトリック信徒(のはず)、しかもイエズス会が経営するエリートカトリック校を出ていますよね。「告解」の意味はよく理解していると思うのですが。

Catholic priests in France “must report the allegations of abuse heard in confession.” This is the absolute claim of the Minister of the Interior of the French Republic to the President of the Episcopal Conference during the meeting yesterday afternoon at the Ministry of the Interior. For the Minister of the Macron government, nothing can be above the laws of the Republic, not even the command of Jesus of confessional secrecy, as the President of the Catholic Bishops had and reiterated.

 また「フランスカトリック教会はマクロンの脅迫と主張に屈するのだろうか?」とも書かれていました。

 マクロン大統領も、アメリカのバイデン大統領も大罪を勧めるようなことはしないで欲しいです。キリストの教えに反することを勧める指導者の責任は重いです。

 司祭職を普通の一般の職業と考えている人は当然叙階の秘跡を理解できないし、告解の秘跡も理解していないでしょう。そして今はそういう人達が信者の中にもいるということがとても心配です。

 明日はアビラの聖テレジアの祝日です。聖テレジアは「何事にも心を乱さないで、恐れないで、忍耐しなさい」と言っています。フランスのカトリック教会のために祈りましょう。

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