聖母に倣いて

　先ずは聖ペトロと聖パウロの霊名・堅信名の方々おめでとうございます。聖人のお二人については何度か書いているので、皆さんよくご存知でしょう。ステンドグラスに描かれている通り、聖ペトロの手には鍵、聖パウロの手には剣があります。それぞれの聖人を象徴するものですね。

　私の夫の堅信名はペトロ、息子の堅信名はパウロなので今日は二人のお祝いです。

　今日は聖ホセマリア・エスクリバー神父様の記念日です。私は悩み事があったり、教会への迷いがあったり、高位聖職者や司祭様に疑問を感じたりした時には『道』を読んで祈ります。この聖人の書かれた本はどんな時にでも私の揺れ動く心をしっかりと支えてくださいます。

　聖ホセマリア神父様は私を変えてくださった聖人です。主は私に聖ホセマリア神父様を知る機会を与えてくださいました。そしてその教えを素直に聞けたのは聖霊のお恵みです。

　洗礼者聖ヨハネについてはその父ザカリアへの天使からのお告げに始まり、聖エリザベトの胎内にいる時や誕生の時の様子が詳しく聖書に記されています。それを読むとまさしく洗礼者ヨハネはキリストの先駆者だとわかります。ですから洗礼者聖ヨハネについては誕生と死どちらの日も記念して祝うのですね。

　「悔い改めて洗礼を受けよ！」今も洗礼者聖ヨハネは私たちに大きな声で呼びかけています。「悔い改めなさい！」と。

　聖トマス・モアが殉教したのは1535年7月斬首刑によってでした。あれから約485年たった今、その殉教の意味は忘れられようとしています。

「私は、まず神の忠実なしもべとして、それから国王の忠実なしもべとして死んでいきます」と言って殉教した聖トマス・モア。彼の神への忠実さ・・・彼に倣い私たちも神の教えに忠実に生きなければ！

　同じく聖ヨハネ・フィッシャー司教も同じ理由でヘンリー８世によって処刑されました。この聖人たちは共にヘンリー8世の意に従わず、イギリス教会がカトリックから離教することに反対し抵抗して殉教しました。

　かつてカトリックの教義に反することが今ではそうでないかのように話す人もいます。主の教えは変わりません。

　第二ヴァチカン公会議以前のように、トリエントミサのようにしなければ・・・と、私も思います。(写真：Fr.Z ブログより）

　「イエズスの聖心」といえば主キリストの愛＝神の愛のことでしょう。聖マルガリータ・マリア・アラコックにご出現されたイエズス様は人々の聖心に対する冷たい態度をとても嘆かれました。そしてイエズス様の愛に倣いその心を尊ぶようにと願われました。そしてご聖体の祭日後の金曜日を特別に聖心を礼拝する日とするよう告げられました。

　聖女の時代より今はもっとイエズス様の聖心を蔑ろにしている人が増えていると思います。人々の信仰は生ぬるくなり、教義を都合よく曲げて教える人たちになびく人も少なくありません。

　イエズス様はとてもとても優しい方ですが、その優しさに甘えてわがままな子どものように自己中心になってはいけませんね。イエズス様だって叱る時には叱るのですから。イエズス様に叱られる前に、その豊かな愛に感謝して教えに従うように頑張ります。

　今朝のごミサで最後に神父様は『イエズスの聖心に対する祈り』も唱えられました。 明日は聖母の聖心です。

　また一人母と親しかった方が亡くなられました。いつも病を受け入れ、明るくて自然を愛する方でした。庭には季節ごとに色々な花が咲き、野菜や果物が実っていました。手作りの味噌を分けていただいたことも・・・。

　彼女は散歩の途中でよく立ち寄ってくださり、いつもその手には庭で摘んだ花がありました。私が留守の時には手水鉢の中に置いていかれました。本当に優しい方でした。

　去年彼女からいただいた紫陽花の花は我が家には無い種類でしたので、枝を鉢に挿しました。それが根付き今年は花をつけたので先日地植えにしたところです。この優しい色の紫陽花を見る度にKさんのことを思い出すでしょう。

　昨日木曜日は「キリストの聖体」の祭日でした。

　主キリストは私たちと共にいつまでもこの世にとどまることを望まれました。ご自分の聖体（おんからだ）と聖血（おんち）を私たちの霊の食物とすることを望まれました。それがご聖体です。「私はいのちのパンである。天から降ってきたパンを食べる人は決して死ぬことはない。私は天から降ってきた生きたパンである」と言われました。

　ご聖体をいただくということはキリストと交わること、私たちのうちにキリストが生きておられることです。

　ご聖体拝領以外にも機会があればいつでも秘跡のうちにおられるイエズス様を訪問して崇拝し、短い時間でよいので賛美の祈りを捧げましょう。

初めてご聖体をいただいた私（昭和30年代？）

　今年は庭のマートルの花が沢山咲きました。日本名は銀梅花（祝いの木）。蕾はコロッと丸くて可愛らしく、花は華やか。

　ヨーロッパのロイヤルファミリーの花嫁のブーケには必ずこのマートルが入っているようです。葉には香りがあり、羊の肉などの臭み消しに使われます。また実はお酒に。イタリアのサルデーニャ島はマートルの実で作ったお酒「ミルト酒」が有名です。

　葡萄やオリーブと同様に聖書にも出てくる古い植物です。花も葉も実も役に立つ素晴らしい木ですね。秋になったらミルト酒を作りましょう。飲むのは夫と息子に任せます。

　私は公教要理で「神様は唯一であり、そして父と子と聖霊という３つのペルソナがあります。この３つのペルソナはそれぞれ全知・全能・全善・至聖です。この３つのペルソナはそれぞれみな等しく、この３つのペルソナのある唯一の神を「至聖なる三位一体」といいます」と教わりました。

　三位一体を何かに例える必要はありませんし、できません。この世の全てのものを作られた神を神の被造物に例えて説明すること自体おかしなことです。無理に例えるから誤った理解（汎神論等）が生まれるのです。頭で理解しようとせずにそのまま素直に信じましょう。

　父なる神は私たちを造られ、子なる神は私たちを贖い、聖霊は私たちに神の生命（理性・知恵）を与えられます。それは３人の神がいるのではなく、その３つのペルソナは唯一の神です。

　十字をきる時には「父と子と聖霊のみ名によりて、アーメン。」

　栄唱　「願わくは、父と子と聖霊とに栄えあらんことを。▴始めにありし如く、今もいつも世々にいたるまで。アーメン。」

　テレビのない我が家ではいつもラジオを聴いています。ただしＡＭ放送のみ、FMは聴けません。電波の入りが悪いから。

　ＦＭを聴くにはパソコンのある部屋でネットラジオで聴くしかありません。しかし私の好きな番組「ラジオマンジャック」は丁度台所に立つ時間と重なるので毎回すべて聴けません。

　ところがこのFM「ラジオマンジャック」が聞き逃しサービスで聴けるようになりました。放送の翌週火曜日から1週間いつでもパソコンで聴けます。便利ですね。何といってもこの番組は選曲が良いのですよ。

　チーズが切れてしまい買いに行かなければと思っていました。我が家の近くの店にはチーズといえばプロセスか、やたらカマンベールだけは色々なメーカーの物が置いてあります。しかし他のナチュラルチーズがないのでいつも牧場へ行った時に買っていました。

　梅雨入り前、緊急事態宣言も解除されたので、人の少ない平日を選んでチーズを買いに出かけました。本当に人が少ない・・。店内のチーズも少ない・・・。パルメザンは最後の１個をかごへ。

　外のベンチに座って霧島連山を眺めながらボ～～～ッとする・・・青空と太陽、心地よい風、木々の緑とウグイスの声・・・これらすべてを創造された主に感謝！

　最後はおやつに持って行ったバスクチーズケーキを食べました。クリームチーズとカッテージチーズを半々にして作ったので、少し酸味があり美味しかったです。自然の中だとまた特別ですね。