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2018年5月13日 (日)

星塚敬愛園を訪ねて

 

Dscn2771_2垂水フェリーで鹿屋へ

 娘の合宿(黙想会)に誘われて星塚敬愛園を訪ねました。何年も前から行きたいと思っていたところ、やっとその願いがかないました。園長の後藤正道先生に案内していただきました。そして園に住んでおられる方にご自分の体験を語っていただきました。

 ある程度ハンセン病やその歴史について知っていたつもりでしたが、やはり直接体験者からお話を伺い現地に立つことは、ただの知識ではなく、同じ人間としてその方の苦しみや悲しみそして喜びをも感じとることができました。うまく表現できないのですが、ハンセン病がやっと私の心の中に入った感じがしました。

 差別が生まれるのは無知からです。正しい知識があれば差別しなかったかもしれません。でもそれだけでは不十分です。人間は自分より下のものを作りたがります。人種、仕事、性別、経済力、容姿・・・いくらでも差別する理由をみつけます。だから差別=悪、差別することは罪であると小さい頃からはっきり教えなければなりません。差別するのは人間としてとても恥ずかしいことです。

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星塚敬愛園カトリック教会

 園にはカトリックの方もおられます。カトリックの聖堂があり鹿屋カトリック教会のスティーブ神父様がごミサをあげに来られます。しかし高齢や病気の方が多く、聖堂まで来られない方のために神父様はごミサ後にご聖体を持ってその方達の所を回られます。ごミサには近くに住んでいる方も与っておられました。「主の昇天」の祭日、ここでごミサに与れた幸せを主に感謝!

 今回このような機会を与えてくださった後藤正道園長先生をはじめカトリック医師会の皆様に感謝いたします。そして誘ってくれた娘にも感謝。