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2017年5月28日 (日)

主の昇天

 「主の昇天」の祭日です。文字通りキリストが天にあげられた日です。

 主の昇天は、キリストが亡くなり復活した後40日目の事でした。伝統的には復活の主日から40日目(復活の主日を1日目と数えて)の木曜日(今年は5月25日)に祝ってきました。しかし、日本のように信徒が少なく、木曜日に集まることが難しい国では、第二バチカン公会議後「主の昇天の祭日は、復活節第七主日に移す」ことができるようになりました。本当は今日復活節第七主日ではなく、キリストは復活後40日目に昇天されたことを心にとめておきましょう。

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 復活したキリストと共に弟子たちは40日間も共に生活していたのです。なんと羨ましい!そして弟子たちはキリストが天に昇って行くのをはっきりと見たのです。それは聖書に書かれている通り。

 キリストは残された弟子たちを放っておきませんでした。残された使徒たちには聖霊がくだり、常に聖霊に満たされて聖霊の導きによって宣教しました。そしてキリストは特別なかたちでご聖体に現存されています。キリストはいつも弟子たちと共に、そして私たち一人一人と共にいてくださるのです。

 まさにこれらを実感する祭日が主の昇天の後続きます。聖霊降臨、三位一体、キリストの聖体です。とても大切で意味深いこれらの祭日をそれにふさわしい心で迎えたいと思います。