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2017年1月10日 (火)

司教の年頭教書

 元旦の「神の母聖マリアの祝日」に郡山司教様のごミサに与りました。その時に司教様は話したいことは年頭教書に書いたので・・・ということで、説教は主任司祭でした。

 改めて年頭教書を読みました。私たち信徒のために書かれた良い教えです。すべての信徒の皆さんが読んでいることを願います。年頭教書の題は「ともに暮らす家を大切にしましょう」。教書の中で三つのキーワードが心に残りました。以下司教様の教書より。

 一つは「貧しい者の教会」です。これは豊かな人を排除する意味ではなく、神様の前では、誰もが小さく罪深い者で、神なしに生きられない存在であると素直に認める心で生きている人々の集まりだということ。

 そして、そんな私たちがいつの間にか世俗化、物質主義、消費主義、相対主義にあきらめに似た静観主義に陥ってしまっている状態はまさに「イデオロギー植民地主義」。

 知らず知らずのうちに、福音の価値観を置き去りにするほど「束の間文化」に絡めとられ、教会の内にも外にも広がる「束の間文化」が信仰に対する無関心を生んでいる。

 福音の価値観を生きるために、まず家庭の中からラウダート・シ(教皇の回勅:ともに暮らす家を大切に)の精神を生きることから始めて欲しい。

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 郡山司教様は教皇の回勅『ラウダート・シ』を読むことを強く薦めておられます。私ももう一度じっくりと読んでみようと思います。(回勅はもっと安価にして誰でも手に取れるようにしてほしいです)

 今年も郡山司教様が私たち信徒を確かなキリストの救いの道へと導いてくださいますように。

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