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2015年1月27日 (火)

アウシュビッツ解放記念日

 今日はアウシュビッツ解放記念日です。1945年1月27日アウシュビッツ強制収容所は旧ソ連軍によって解放されました。今年は70周年です。去年まで何の問題も無く記念行事が行われていました。ところが今年はちょっと違います。相変わらず愚かな政治家が問題発言をして、争いを作り出しています。

 ポーランドの大臣が「解放したのはウクライナ軍だ」と言いだしたのです。確かに旧ソ連軍にはロシア人の他にウクライナ人もいました。チェチェン人もカザフスタン人も、たくさんの民族がいました。それがソ連軍でした。いくらこの大臣がロシア嫌いでウクライナ寄りだからといって、勝手に歴史を変えてはいけません。火種を作ってはいけません。政治家ならもっと慎重に発言しなければなりません。

 ヨーロッパやアメリカは反ロシアのせいかウクライナよりの報道をしていますが、ウクライナの歴史も忘れてはいけません。特にポーランド人はよくわかっているはずです。

 ある特定の民族が優れていてそれ以外は劣っていると思っている人は結構いるのです。日本でもヘイトスピーチをする人たちはそうですね。それとは全く反対なのがキリストの教えです。ですからキリストのミサはどこの国でもまったく同じなのです。韓国、日本、フィリピン、インド、中国、アメリカ、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、イラク、トルコ、フランス、スペイン、ポーランド、ナイジェリア、コンゴ、シエアレオーネ・・・・・。言葉は違ってもそのミサの内容は同じ。地球上のすべての人は唯一の神が造られた兄弟姉妹ですから。

 真にキリストを信じキリストの教えに生きる人たちばかりならけっして強制収容所などできなかったでしょう。ヨーロッパ人=キリスト教徒、アメリカ人=キリスト教徒と考えるのは間違いです。神を信じない人や、洗礼を受けてもキリストから遠く離れた生活をしている人たちはたくさんいます。また奴隷制度を作り利益を得た一部のプロテスタントもいます。

 今日は二度と民族浄化などといった恐ろしいことが起きないように、私たちはどの国の人も同じ神から作られた兄弟姉妹であること、お互いに助け合うことを子どもたちに教え続けなければないけないと改めて強く思いました。