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2013年12月 7日 (土)

「偽りなき者」

 「子どもと酔っぱらいは嘘をつかない」 デンマークのことわざ

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 先日DVDで見たデンマーク映画「偽りなき者」はずっと私の心にひっかかっています。最期の方でクリスマス・イブに教会に集まる人々・・・プロテスタントの教会なのでミサや告解(ゆるしの秘跡)はないのですが・・・を見ていると、私たち教会へ行く人たち(信者)は本当にクリスマスの意味をわかって行っているのだろうか?彼らと私たちは何も違わないのではないか・・・とてもむなしいというか、何とも言えない気持ちになりました。

 主人公の毅然とした生き方、少女に対しての態度、それらがあるから尚一層まわりの人達の醜さがきわだつのです。そしてその醜さは自分たちと重なります。

 もうひとつ、よく子どものことを「天使」のように言う人がいます。聖書でキリストも「幼子のようにならなければ・・・」と言っています。純粋で素直で素晴らしいと。確かにそうです。しかし、純粋・素直であるがゆえに、人を傷つける言葉(障害のある人や自分と違う人に対して)を素直に言います。まわりのことは見えずに自分中心でわがままです。子どものこのような残酷な一面に気づかないふりをしている大人が沢山います。放任主義の大人たちです。

 子どもがそんなに素晴らしいのなら、ずっと子供のままの心でいたらいいでしょう。でもそれは誰も望まないでしょう。だれでも成長して他人の気持ちがわかるようになり、思慮深くなることを望むはずです。そのためには子供に教えなければなりません。いつまでも子どものように自分中心でいないように。

 この映画は本当にお薦めの映画です。私たちみんなが持っている心の闇、最後まで主人公を赦せない人・・・そして人の生き方、考えさせられる作品です。