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2013年6月10日 (月)

なだいなださん死去

 なだいなださんが亡くなられたとニュースで知りました。なださんは精神科のお医者さんとしてアルコール依存症の治療に尽力なさいました。そして4人の娘さんを育てました。なださんの作品でよく読んだのが『パパのおくりもの』『教育問答』『娘の学校』『片目の哲学』等そして『婦人之友』の連載でした。奥様はフランス人で当時は国際結婚が珍しい時代でした。よく「フランス人の奥さんはどうですか?日本人と違いますか?」と聞かれて「自分は日本人の奥さんをもらったことがないのでどう違うのかわかりません」と答えていました。なださんらしい答えですね。

 彼は北杜夫さん、遠藤周作さん、辻邦夫さん、加賀乙彦さん、佐藤愛子さん達と仲が良くて、私はこの人たちの共通の価値観・考え方が好きです。佐藤愛子さんについては先日ブログに書きました。加賀さんの『悪魔のささやき』の紹介も書きました。辻邦夫さんはわたしが最も好きな作家です。特に『春の戴冠』。いつか辻さんについては書こうと思っています。

 国際的な視野を持ち戦争を体験した良識のある(私から見て)方たちがつぎつぎと亡くなられます。淋しいですね。なださんのために祈りたいと思います。