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2012年7月10日 (火)

両形態拝領:インティンクションとセルフインティンクション

 私の5月14日のブログでは「両形態拝領」について書きましたが、下記の記事が2006年7月23日のカトリック新聞に載っていました。わたしと同じことを心配している人がここにもいました。

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『ローマ・ミサ典礼の総則』2002年版 より

"285. 両形態による聖体の授与のためには次のものを準備する。

  1. カリスからの拝領を直接カリスから飲んで行う場合、十分な大きさのある一つのカリス、あるいは複数のカリスを準備する。ただし、祭儀の結びに、飲まなければならない御血が必要以上に多く残らないようにつねに心がける。
  2.  

  3. パンを御血に浸して拝領する場合、パンがあまり薄すぎたり、小さすぎたりしないよう、また御血に浸したパンを支障なく授けることができるよう、ふつうのものよりやや厚めのものであるよう注意しなければならない。

286. 御血の拝領をカリスから飲んで行う場合、拝領者はキリストのからだを受けた後、カリスの奉仕者の前に行って立つ。奉仕者は 「キリストの血」 と唱え、拝領者は 「アーメン」 と答える。奉仕者はカリスを拝領者に差し出し、拝領者は、自分の手でカリスを口にもっていく。拝領者はカリスから少量を拝領し、カリスを奉仕者に返してから戻る。その後、奉仕者はカリスの縁をプリフィカトリウムでぬぐう。

287. カリスからの拝領が御血にパンを浸して行われる場合、拝領者は顎の下にパテナ(拝領用の受け皿)を添えながら、ホスチアを入れた容器を持つ司祭に近づく。司祭の脇にはカリスを持った奉仕者が立つ。司祭はパンを取り、その小片をカリスに浸し、それを示しながら、「キリストのからだと血」 と言う。拝領者は 「アーメン」 と答えて、司祭から秘跡を舌の上に受けた後、戻る。

 

ホスチアを御血に浸すこと (intinction) については、引用からもわかるように、ホスチアを御血に浸すことは聖体授与の有効な形式として許されて います。許されていない のは "self-intinction" ですself-intinction とは、信者各自が御聖体を聖なる御血に自ら浸す方法のことです。これはアメリカ合衆国カトリック司教協議会の2001年の 「アメリカ合衆国における両形態拝領での聖体の授受のための規定」 において、同司教協議会によって厳しく禁じられて います。日本の司教団はどのような判断をしているのでしょうか。

 

49. 聖体は、次のような方法で、ホスチアを御血に浸す形式 (intinction) で与えられることができる: "拝領者は顎の下にパテナ(拝領用の受け皿)を添えながら、ホスチアを入れた容器を持つ司祭に近づく。司祭の脇にはカリスを持った奉仕者が立つ。司祭はパンを取り、その小片をカリスに浸し、それを示しながら、「キリストのからだと血」 と言う。拝領者は 「アーメン」 と答えて、司祭から秘跡を舌の上に受けた後、戻る。"

 ちょっとうるさく言っていると思われるでしょうが、これはとても大切な事です。もっと一人一人がキリストへの尊敬の気持ちを表さなければならないと考えるのは私だけではないと思います。