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2012年5月21日 (月)

コペルニクス

 今朝の話題は「金環日食」一色でした。私も息子から日食グラスをもらい楽しみに待ちました。しかし空は厚い雲に覆われて、残念ながら太陽は観えずじまいでした。

 天文といえば以前紹介した堀田善衛さんの『天上大風』の中に、コペルニクスについて書いてありました。それによるとポーランドの天文学者コペルニクス(1473年~1543年)は『天球回転論』でそれまでの一般論であった「天動説」をくつがえし「地動説」をとなえました。ちなみに、物の考え方が従来とは正反対に変わることを『コペルニクス的転回』と言います。これは哲学者カントが使った言葉だそうです。

 コペルニクスは『天球回転論』を教皇パウルス3世に献呈しています。その献呈文に「あなたの権威と判断とによって、讒訴する人々の諸々の咬みつきをあなたは撃退することがおできになるからです。」と書かれています。1616年ガリレオ・ガリレイが裁判にかけられた事を考えると、コペルニクスがまず教皇にこの献辞を添えて献呈したのは自分が異端にならないようにとの用心からでしょう。当時の教皇の力は今の教皇様とは比べ物にならないくらいに強かったようなので。

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コペルニクスが学んだポーランド、クラクフ大学の教室